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革新とは何か、『神ゲー創造主エボリューション』審査員やるよー

神ゲー創造主エボリューション
アマチュアが生み出す革新的なゲームを発掘・創造するコンテストだ。
2022年12月23日に決勝大会開催。制作現場のドキュメント映像と共に半年間のコンテストの様子が、2023年2月23日(木)にNHKで放送された(スタジオはMC三浦大知、出演:最上もが、米光一成)。
第1回に続き、第2回も、米光一成、審査員をやってます。

動画のなかで、「革新的なゲームとは何か?」という質問に、
「ゲームってこいうものだって暗黙の枠組みを飛び越えたもの。フレームを越えたことによってフレームに気づかせてくれる快楽があるもの」
と答えている。
っても、革新を狙って革新的になるかっつーと、ならない。革新なんて、まあ往々にして、結果としてなるものなので、狙えるもんじゃない。
だから、同じ動画の中で「あきれるようなものでも、楽しければゲームとして成立する」って言ってるのが革新へ近づくための最大のヒントだと思っている。
バカになることが必要。効率を求めると革新から遠ざかる。

『テトリス』が日本に登場したのは1988年。
コンピュータの発達により、美麗なグラフィックス、壮大な音楽、巨大なマップ、膨大なキャラクター、と、豪華な表現へ突き進んでいたタイミング。
その時に、あきれるぐらいに、シンプルで、そっけない「テトリス」が登場して、我々は驚くのだ。
だが、『テトリス』を作ったパジトノフは狙ったわけじゃない。
ソ連の国家的事情で、大昔のコンピュータしか使えなかった。その制約のなかで作っただけだ。
そういった本人が狙う狙わない関係ない環境の中で、最大限に面白くしようとした工夫が、革新に変わる。(GOETHEの連載の2回目がこのあたりの話題06/17更予定)。

*上記動画を見てもらえると分かるが、「アナログゲームも規定上OK」という返答をもらっているので、アナログゲームも応募してーーーっ!

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