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アルゼンチンタンゴを聴こう!

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知っているようで詳しくは知らないアルゼンチンタンゴの世界。 タンゴはどういう音楽?その歴史は?聴きどころは? タンゴを知らない方でもその音楽のおもしろさ、楽しみ方がわかるnote…
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記事一覧

リベルタンゴはタンゴの代表曲?

先日、依頼演奏の打ち合わせでプログラムの選曲をしましたが、「何か皆さんが知っている有名な…

クリスマスのタンゴ

今日はクリスマスイヴ! ということでクリスマスにちなんだタンゴ名曲を紹介‥‥といきたいと…

コンチネンタルタンゴって何なのさ

今回は番外編のお話。 私たちタンゴ・グレリオが演奏しているアルゼンチンタンゴとは別に「コ…

タンゴ歌謡の魅力④~シルバンド

カトゥロ・カスティージョ、セバスティアン・ピアナ作曲、ホセ・ゴンサレス・カスティージョ作…

タンゴ歌謡の魅力③トロイロの〈スール〉、ピアソラの〈南に帰ろう〉

トロイロの名曲「スール」「タンゴ歌謡の魅力」第3回。 まずはアニバル・トロイロの代表曲のひ…

タンゴ歌謡の魅力②ノスタルヒアス

「ノスタルジー」という言葉にはなんとなく昔を懐かしんでほっこり…というイメージがあります…

タンゴ歌謡の魅力①ブエノスアイレスの小さな喫茶店

タンゴの歌はご存知でしょうか? 「タンゴってダンスでしょ?」と思われるかもしれませんが、歌謡曲としてのタンゴも実は非常に奥が深く、味わい深いもの。 ルンファルドというブエノスアイレス特有のスラングが入り混じったスペイン語で歌われるため、日本人には少しとっつきにくいかもしれません。 しかし詩的な表現や独特のシニカルな視点、演劇を思わせるような雰囲気は、昔の文学作品などが好きな人には親しめる内容かもしれません。 このnoteでも、これからいくつかのタンゴの歌の世界を紹介してい

「破局」~シニカルな視点のタンゴ

先日に続いてバンドネオン弾き語りのルベン・フアレスの歌と演奏による「デセンクエントロ(破…

バンドネオン弾き語り~ルベン・フアレスの世界

個性的で素晴らしい音楽の世界を表現したタンゴ・ミュージシャンを紹介しましょう。 ルベン・…

2021年にタンゴを想う

明けましておめでとうございます。 今年もバンドネオン&ギターDuo「タンゴ・グレリオ」をよろ…

12月11日は「タンゴの日」

本日12月11日は「タンゴの日」。 大歌手カルロス・ガルデルとタンゴの第1次黄金期を築いたフ…

エドゥアルド・ロビーラ~ピアソラにならなかった男

2021年に生誕100年を迎えるアストル・ピアソラ。 来年はますますこの現代タンゴの巨匠への関心…

「ラ・クンパルシータ」はタンゴじゃなかった?

おそらく一般的に最もよく知られているアルゼンチンタンゴといえば何といっても「ラ・クンパル…

タンゴとギター【ロベルト・グレラ】

今回ご紹介するのは、バンドネオンの巨匠アニバル・トロイロと「最高のタンゴ・ギタリスト」と称えられたロベルト・グレラとのタンゴ四重奏団です。 1950年代のはじめに結成されたトロイロ=グレラ四重奏団は高度な演奏技術と巧みなアレンジによる新しいサウンドを生み出しました。 かつて下町の酒場でタンゴが演奏されていた黎明期は安価で持ち運びのできるギターは欠かせない楽器でした。 しかしその後のタンゴにおけるギターの役割は単純な4つ切りの伴奏が多く、裏方に徹するようなポジションになってい