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#12 大学生の半分以上がAO・推薦入学の時代! 今だからこそ求められる力とは?

2023年1月13日、「ヨンデミーセミナー」は「おうち読書のミカタラジオ」に改名しました!
読書教育に関する発信を通じて、皆さまのおうち読書にまつわる「見方」をアップデート。保護者さまどうしの経験や気持ちのシェアを後押しし、おうち読書の心強い「味方」に。
皆さまにさらに楽しんでいただけるよう、アップデートしていきます!

※この記事は、ポッドキャストの内容を一部ピックアップしてお届けしています。詳しい内容はこちらの本編をお聴きください!

こんにちは、Yondemy代表の笹沼です!

「代表が語るヨンデミーセミナー」では、ぜひみなさんにお伝えしたいトピックや、保護者さまから募集したお題について、ざっくばらんにお話ししていきます。

今回のテーマは、「大学生の半分以上がAO・推薦入学の時代! 今だからこそ求められる力とは?」です!

変わりゆく大学入試の現在地!
どんなスキルが求められている?

「大学生の半分以上がAO入試・推薦入試で大学に入学している」
……このこと自体、そもそも知らなかった方も多いのではないでしょうか? 恥ずかしながら、私自身、5年前に大学受験を経験し入学した人間ではありますが、この事実を知ったときは正直驚きました。
『週刊ダイヤモンド』2020年3月14日号によると、2000年時点では、国公立大学と私立大学を合わせたAO・推薦入試比率は33%でした。それが10年後の2020年度には45%と約1.5倍に増え、今や半数近くの受験生がAO・推薦入試で入学しているんです。

文章題の増加、問題文の長文化など、「大学入試の問題形式の変容」については、第10回のミカタラジオでもお話ししましたが…… ▽

昨今はペーパーテストの内容だけでなく、大学入試の形式そのものが大きく多様化しているんですね。

では、近年利用者が増えてきているAO・推薦入試とは、そもそもどんな入試制度なのでしょうか?
AO・推薦入試の大きな特徴は「面接」そして「小論文」の二点。
明らかに、ペーパーテストとはまた異なる対策やスキルを必要とする受験形式ですよね。
変わりゆく大学入試で勝ち抜くためには、具体的にどのようなスキルが必要なのでしょうか?
それは、「出題者の意図を汲み取る」こと。
面接、小論文いずれも、ただ愚直に問いに回答すればいいというのではなく、「なぜそのことが問われているのか」を深く考え、出題者や面接官の意図を汲んだうえでコミュニケーションを行うことが重視されているんです。

「出題者の意図を汲み取る」って
結局どういうこと?

「出題者の意図を汲み取る」ことの解像度を一段上げると、「行間を読む」ことになります。
この「行間を読む」行為、読書でもよく重要だと言われていますよね。直接的に書いていない感情や、背景にある意図まで想像しながら読むことで、読書をよりいっそうフルに楽しめるものです。
言葉と言葉の間、つまり「行間」について思考を巡らせ、自分なりに行間を埋めてみる。そこに読書の大きな特徴があると思います。
面接官との対話や小論文での論述が「出題者とのコミュニケーション」であるように、読書は「書き手とのコミュニケーション」といえるんです。
私の高校時代の恩師が、授業中にこんなことを話してくれたのも印象に残っています。
「本というものは、本そのもの、文章そのものだけで意味を成すのではない。読み手が、自らのバックグラウンドや知識、経験をもとにした、その人特有の視点から『解釈』することで初めて意味が生まれる。読む人が違えば感想も違うし、もはや同じ本を読んでいるとは言えないほどの大きな違いが生まれる。だからこそ、本を読むことは、書き手と読み手とのコミュニケーションである。」と。

「行間を読む」スキルを育てるためには
前向きで主体的な読書経験が大切!

とはいえ、単に本を読むというだけでは、「行間を読む」ような読書の楽しみ方ができるとは限りません。
「行間を読む」ためには、受け身ではなく、前向きで主体的な姿勢で本と向き合うことが必要になるからです。
その一方で、実際には、多くの保護者の皆さまから
「うちの子はただ目で文章を追っているだけのように思える……」
「うちの子は、楽しく読んでいるのは良いのだけれど、感想を見るとちゃんと読解できているのかどうかちょっと不安になる……」
などのお悩みが日々寄せられています。

こうしたお悩みを解決し、「行間を読む」楽しみにつながるような、主体的な読書習慣を築き上げることが読書教育の役目だと私たちは考えています。
子どもたちの力をめいっぱい引きだしてあげるには、ただなんとなく本を読んでいるだけでは不十分なんです。
本の「読み方」を譲り渡し、生涯にわたって読書を味方につけられる土壌を育ててあげることで、読書を通じたお子さんの成長を最大限サポートしていく。それが、私たちの目指す「読書教育」です!

ちなみに今回のミカタラジオでは、大学受験における面接・小論文において「行間を読み、出題者の意図を汲む」ことが大切だというお話をしましたが、特に面接に関しては、かなり早いうちからお子さんの人生に関わってきますよね。
中学受験や高校受験でも、面接試験がある学校は多いものです。
だからこそ、ぜひ今のうちから継続して「読書教育」を積み重ね、着実にお子さんの武器を育ててあげましょう!

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