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#1 子どもが読書好きになるって、結局どういうこと?

2023年1月13日、「ヨンデミーセミナー」は「おうち読書のミカタラジオ」に改名しました!
読書教育に関する発信を通じて、皆さまのおうち読書にまつわる「見方」をアップデート。
保護者さまどうしの経験や気持ちのシェアを後押しし、おうち読書の心強い「味方」に。
名実ともにさらなるパワーアップを目指して、精進してまいります!

※この記事は、ポッドキャストの内容を一部ピックアップしてお届けしています。詳しい内容は本編をお聴きください!

はじめまして、Yondemy代表の笹沼です!

「おうちの読書ミカタラジオ」では、ぜひみなさんにお伝えしたいトピックや、保護者さまから募集したお題について、ざっくばらんにお話ししていきます。

それではさっそく、第1回のトピックとして……
「子どもが読書好きになるって、結局どういうことなの?」というテーマでお話ししたいと思います。

「お子さんが本を読むのはいいこと」というのはよく言われていることだと思いますが、「じゃあ、なぜそれがいいのか?」「絶対に必要なことなのか?」といった質問には、なかなか答えにくいのではないでしょうか。

今、お子さんが読書好きになったとして、中学・高校・大学・その先……と成長していく中でどんないいことがあるんだろうか、ということを考えてみたいと思います。

子どものやりたいことを見守り、応援したいけど……

話は少し変わりますが……

教育本や教育ブログを読んでいると、よく「理想の保護者の在り方」として語られるものがあります。

それは 「子どもは興味関心を持って好きな分野に突き進んでいく、世界を広げていく。その姿を親はとやかく言わずに見守り、必要であれば背中を押してあげる」というものです。

これ、とても素敵だとは思うんです。一方でそれを現実と照らし合わせてみると……そのような状況は本当に少ないのではないかと思います。


悩みは尽きないのが現実……

実際は、お子さんが成長するにつれて、保護者は教育について悩み続けていくことになります。

中学受験、高校受験、大学受験……それぞれの節目で、お金も時間もかかります。さらに「応援して後押し」というよりは「前に進めてあげないといけない」ことの方が多くなり、介入しようとすると子どもに反発されてしまう……というようなお悩みもよく聞きます。

たとえば、高校生になって、大学受験を見据えて勉強するときを考えてみましょう。塾では模試や長期休みのたびに、苦手分野を補強する講座を取るようおすすめされます。これには「1講座〇円」というふうにお金がかかります。

もちろん追加講座だけではなく通常の講座もあるので、追加すればするだけ、やることが多くなります。だんだん忙しさが増して、苦手分野だけではなく通常の講座も追いつかなくなってくる。するとまた次の模試で苦手分野が生まれて、それを補強するための講座が増えて……という負のスパイラルが始まってしまいます。

魚を与えるのではなく釣り方を教えよ

でも、小学生のうちに、そういった長期的な悩みの大部分を減らしてしまえる「準備」があると思うんです。

準備といっても「先取り学習をしよう!」という話ではなく、要は「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」ということです。

学年が上がるごとに、学ぶべきことは増えるし、内容が難しくもなる。だから、単元1つ1つを教えていくよりも、それらを自分で効率よく学んでいけるための方法・力を身につけることがいちばん大事になってきます。

自分で学べるかどうかがカギ

学ぶ時にはいつでも、教科書や参考書、問題集を使います。たとえば数学の問題集なら必ず「解説」があって、これを読んで自分で学ぶことができればいいんですよね。

でも、多くのお子さんたちは、文字ばかりで書かれた教材は「読んでもよくわからない……」となってしまいます。だから塾で先生が教えたり、個別指導に需要があったりするわけです。

大学受験の参考書や試験問題、高校の教科書をご覧になったことはありますか? 文字が細かくて文章量が多くて、内容も難解で……おそらく、多くのお子さんが見たときに拒否反応を示してしまうと思います。

そこで、どうしたらよいかというと、結局「読書好きになりましょう」ということです。

東大生からよく聞くエピソードとして「教科書は配られた日にすべて読んでしまっていた」というものがあります。この状態であれば、たとえば数学なら、問題集さえあれば「解説」を読んで問題の解き方を理解できます。どんな考え方でどんな順番で解くのかも書いてあるので、数学全般に対する理解もどんどん深められるわけです。

実際、僕を含めてYondemyのメンバーの多くは「勉強について保護者からとやかく言われた経験はない」という人が大多数です。 それはそもそも、とやかく言う必要がなく、子ども自身で自分に必要なものを学ぶことができたからなんです。

人生の武器としての読書を

読書が好きで、読書という学びの手段を「人生の武器」として持っていれば、お子さんたちは勉強をスムーズに進められます。勉強がうまくいっていると、他の興味関心のあることにもしっかり時間と気持ちを割くことができるようになります。

つまり、お子さんが読書好きになると、保護者さまとしては将来の悩みを小さくすることができるんです。もっと言うと「子どもが世界を広げていく姿を、親はとやかく言わずに見守り、必要であれば背中を押してあげる」という、先ほど挙げた理想の状態に近づくことになります。

読書教育のゴールは「自立した読み手」を育てることです。自立した読み手とは、必要な時に、必要な本を選び、必要なだけ読むことができる読み手のことを指します。

僕たちがしたいことは、単純に「本が読めるようになる」ということではなく、その先の子どもたちの人生に残るような武器を配ることです。
もちろんそのためにはまだまだサービスとして未熟なところがあるので、メンバー全員でこのサービスを改善しようと努力しています。

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