見出し画像

俺っていま、無限かも[THERMAL SPA S.WAVE(大磯)]

夏の間に行っておきたい場所だった、THERMAL SPA S.WAVE。今は大磯プリンスホテル宿泊者だけしか入れないとのことで、もういっそのこと泊まっちゃえ!ということで、泊まりで行ってきましたよ。

画像1

大磯プリンスホテルのスパ棟3階と4階にあるサーマルスパ。3階は男女別で、温泉と洗い場、4階は水着着用で男女共用。サウナやインフィニティプールがある。

入り口で、サウナ入る時に敷くためのバスタオルとガウンが渡される。このガウンの高級感。なんかアガる。あぁ、ガウンが似合う男になりたい。

#お風呂

3階にあるお風呂は大磯温泉。内風呂と露天風呂がある。函館の湯の川温泉を彷彿とさせるような塩化物強塩泉で、ほのかに磯のいい香りがする。なんか海に来た気分。

画像2

https://www.princehotels.co.jp/oiso/spa/experience.html

水着に着替えて、4階のスパ・フロアへ。バーカウンターみたいなのがあって、おしゃれ。コロナがなかったらビールも売っているそう。フロアの内装は全体的にシンプルでモダン。極力照明は使っておらず、外光を取り入れていて、落ち着く。お客さんはカップルや女子グループが多い。

画像3

このフロア、なんとサウナは3種類。さらに岩盤浴まで楽しめるてんこ盛り。まずは、高温サウナから。

#高温サウナ

ほのぐらい雰囲気にテレビなし。サ室の中央にドーンとストーブが鎮座し、それを2段構成のベンチが取り囲む。

40人くらい入れる広さに、定員は6人。でも、宿泊者限定のため、サウナを待つことはほとんどなかったし、貸し切り状態のタイミングもあった。だいぶゆったり使えるので今は逆にチャンスかも。

画像4

温度は85℃と、ゆっくりじっくり蒸されるやつ。広いストーブ上にストーンが敷き詰められていて美しい。ストーブ正面に座っていると、なんか龍安寺の庭を眺めているような気分にすらなった。12分ほどでシャワーへ。

画像5

#エクスペリエンスシャワー

サウナを出ると、シャワーブースが3つ並んだ一角がある。エクスペリエンスシャワーといって、それぞれ出方が違うのだ。向かって左は温水シャワーで、普通の出方。残り2つは冷水。真ん中は、横長の1本の線になって出てくる、右は、強めのミストの状態で出てくる。

画像6

一番驚くのが、これら全部ミント水なのだ。なんという贅沢!こんなシャワー他にはないよな。ずーと浴びていたい。温水シャワーだと強くその香りを感じる。

#水風呂

床の高さから、階段を進んでいくにつれて徐々に水に沈んでいく形状になっていて。まるで海辺から海に入っていくようなアプローチ。なんていうか、境目がないのだ。それでいて一番深くはおへその高さまであり、結構深い。温度は20℃で無理なく冷やされる。

画像7

#デッキチェア

プールサイドにはリクライニングベッドがある。日差し避けのパラソルもある、リゾート気分の外気浴。海からふくそよ風がやさしい。これでととのわないわけがないよね!サウナ施設ってよりはもうリゾート。まさにサウナ・リゾート。

画像8

#インフィニティプール

さて、お待ちかねのインフィニティプールへ。これも水風呂と同様、いいアプローチなんだよ。これはもう動画を見てほしい。歩いていくとゆるやかに沈んでいく。気付いたらもう胸まで水に浸かっているという連続性。温度も体感30℃ちょいくらい、ずっと入っていられる気持ちいい温度。

画像9

そして目の前にある絶景。

画像10

「何これ、目の前、青しかないんだけど!」
プールと海と空が境目なく3層の青の世界が広がる。その中に自分もいる。なんだか、無限に広がる空と海、その世界と自分がつながっているんじゃないかという錯覚に陥る。

「俺っていま、無限かも。」

意味わかんないけどそんなことを心でつぶやくほど、とてつもない不思議な体験だった。

#夜の星空

夜になると、また違った顔を見せてくれる。プールに映し出されたブルーのライトがラグジュアリー感マシマシに。ジャグジーにいるインスタ女子たちは表情を微調整しながら同じような画角で何枚も自撮り写真をとっている。

ベッドに横たわり、見上げた先にあったのは満天の星空。夏の大三角形。そこに、ほぼ満月に近い形で煌々と輝く月がエロい。

画像11

海はほとんど見えないけど吹き抜ける浜風と、少しの潮騒がほのかにその存在を示している。

最高に心地いい夜の時間だった。

画像12

ここから先は他の3つのサウナについてのレポート

#パノラマ

とにかく広くて、大きな窓。正面からは海の景色が、向かって右手には山側の景色が見渡せ、沈みゆく夕日や運がよければ富士山も見える。室温は50℃。サウナというよりは、ホットヨガのスタジオみたい。水風呂が欲しくなるほど熱されることはない。じっくーりと海の景色をみながらぼんやりしてると、時間がゆっくーりに進む。気付いたら1時間くらい経ってる。そんな感じ。

画像13

#テビダリウム

室内に入ると、壁面は真っ白、現代アートの美術館みたい。室内の温度は35℃くらい。一列にタイルばりのベンチがあり、人の体型にフィットするような形になっている。横たわると背中からじっとり熱が伝わってくる。

画像14

足元の前方には湿度を保持するための水がためられており、左右2箇所の蛇口から水滴が垂れる音がジャズドラムのような変拍子を奏でているようだ。現実とは隔絶された別世界に飛ばされてしまうような感覚におちいる。

#岩盤浴

中に入ると、大きなストーブが鎮座。それを挟むように左右に天然石の床が並んでいる。室温は約55℃。一般的な岩盤浴よりはだいぶぬるく、30分経ってやっと汗が出てくる。45分はいれた。

画像15

https://www.princehotels.co.jp/oiso/spa/experience.html

#まとめ

なんといっても空と海とつながるインフィニティプールが至高すぎる。もうこれだけで行く価値がある。また、夜は星空の下での外気浴もイイ。最高のシチュエーションのなかで優雅にととのえる。

いまはプリンスホテル宿泊者限定だからこそ、逆に宿泊してしまえばめちゃめちゃ広々と使えた。時間を選べばほぼ貸切という状態もザラにあった。この時期、逆にチャンスかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?