見出し画像

「サムサラ」(短歌)

短歌を作りました。


サムサラの契(ちぎ)りの記憶か
吹く風の
香り懐かし しばし佇む


サムサラはサンスクリット語で輪廻転生の意味。

「なぜこの風の香りを懐かしく感じるんだろう。輪廻のどこかで出会った大切な人の記憶だからではないだろうか」

という歌(のつもり)です。
現実の恋愛から遠ざかって久しいですが、こんなロマンチックな空想をしていれば代わり映えのしない日常も鮮やかに色づくというもの。(自虐)
ゲランの香水「サムサラ」とは無関係です。頭にあったのは次の作者不詳の古今和歌集の歌でした。

五月(さつき)待つ
花橘(はなたちばな)の香をかげば
昔の人の袖の香ぞする

---詠み人知らず

この歌は以前にもnoteで取り上げました。

ロマンチックつながり。


ありがたくいただきます。