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36.5℃の生活デザイン。 『自分に語りかける時も敬語で 機嫌よく日々を送るための哲学』

”別にポジティブでもありません。機嫌がよいだけです。”

『自分に語りかける時も敬語で 機嫌よく日々を送るための哲学』秋田道夫



36.5℃の生活デザイン。


”自信というのは、浮くためのものじゃなくて、流されないための重りなんですね。”
”わたしの思う豊かさは、気に入ったものを適切に持って、大事にしながら充足した状態だと思います。”
”経験がすべてではないと経験的に言えるようになったのです。”
”わたしは自分に優しくて その余った部分で人に優しいかなと思っています。”
”言いたいことはただ一つ 「そのままで良いんじゃないですか」なんです。”

『自分に語りかける時も敬語で 機嫌よく日々を送るための哲学』秋田道夫



感想

「そのままでいい」という言葉って、「このままでいいのかな」って考えてないと出てこないんですよね。”経験がすべてではないと経験的に言えるようになった”という一文を読んで、そうだよなあと思いました。

「自分の見方で世界は変わる」とか「まわりに合わせて生きる必要はない」とか、真実なんだろうけど文脈のない言葉をたくさん目にします。これは写真を見て知った気になることと、実際に足を運んで知ることの違いに似ていると思います。
あたりまえの答えに行きつくためには、あたりまえを疑ってみなければいけない。哲学的ですね。
パズルのピースがはまるのはまわりのピースが埋まっているからであって、「これだ!」と思える発見は、「どれだ?」と考えつづけた時間の功績なんでしょう。

正直なところ、本の内容に少しの違和感を残したままこの記事を書いています。
いつか「こういうことだったのか」と得心が行く日に期待して、記録に残しています。
私もまだ、写真を見て知った気になっているだけなのかもしれません。


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