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ラッコ日記🦦
「日本にラッコは3匹しかいない」
1月下旬、職場の後輩から聞いて、その事実を知った。ワシントン条約により輸入も出来ないから、今いるラッコが死んでしまうと、もう日本では見れなくなると。
調べると三重県の鳥羽水族館に2匹、福岡県のマリンワールドに1匹いるとのこと。
これは観に行くしかないと思った。
三重の鳥羽水族館なら、決して近いとはいえないけど、大阪から近鉄で行ける。
ちょうど2/10〜2/12に三連休がある。
2/10は仕事だから、行くなら2/11に日帰りで行って、次の日は家でゆっくりしようと計画を練った。
元々水族館には行きたいと思っていたところであった。ただ一つ問題があった。
水族館に行くなら、出来れば誰かと行きたい。
水族館といえば、家族連れが多かったり、デートスポットだったりする。
結局のところ、急に決めたこともあって、友人とは予定が合わず、一人で行くこととなった。
来る2/11(日)。
朝6時半ごろに起床し、7時半ぐらいに家を出た。初めての近鉄にのり、三重県・鳥羽市へ。
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鳥羽駅に着いて、すぐ鳥羽水族館へ向かった。チケットを買うために長蛇の列に並び、入場する。
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久しぶりの水族館を楽しもうと、順番に回る。
ただラッコが見たすぎてというか、ラッコのために鳥羽まで来たと言っても過言ではなかったから、魚を見るのをやめて、足早にラッコの場所へむかった。
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やはりラッコは人気者であった。
鳥羽水族館ではラッコのお食事タイムが一日3回あり、貝や魚を食べる姿を見ることができる。
そのお食事タイムが始まる前から、人がいっぱいいた。
かわいいラッコの姿を目に焼き付けるとともに、いつでも思い出せるよう、ミラーレス一眼カメラで撮りまくった。
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結果、お食事タイムも含めて、2時間ほど同じ場所で、ラッコを撮り続けていた。
とんでもない疲労感に襲われると共に、カメラのバッテリーがなくなり、予備バッテリーを持ってきていなかったこともあり、急に見る気が失せて、ベンチに座り込んだ。
カップルや家族連れで賑わう水族館。
そんな中、連れがおらず、バッテリー切れのカメラを持つ一人の男。
朝からろくにご飯を食べずに来たものだから、ただただ体が疲れていた。
本当はラッコを観たあと、伊勢市に移動して伊勢神宮でも行ってやろうかと思っていたが、思いのほか、ラッコを長く見すぎて、中途半端な時間になってしまった。
仕方がないから、1日鳥羽水族館に捧げてやろうとなった。
カメラを仕舞い込んで、iPhoneで写真を撮るも、「カメラならなぁ」と思ってしまい、写真はそんなに撮らずにただ回ることにした。
なんだかんだ11時から16時半くらいまで、滞在した。
帰りの電車を待つ間、お土産を買い込んで海を眺めた。
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なんだかんだ孤独ではあったが、それなりに楽しんだ。水族館を楽しむ上で、観るペースは人それぞれだから、誰かと来てたとしても一人で魚を観る機会は必ずある。
しかし一人で来て、一人で魚を観るのとは全然違う。
一人行動が得意な方というか好きな部類に入ると思っていたが水族館では通用しなかった。
今度は絶対誰かと来ようと思った。
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