ドウジン,
とんでもないことを
したのだけは
理解して
一人であたふた
母すらも
頼れない
また
困らせる
ひさしぶりに見る
ドットのあつまり
動く
僕と同じ
人 の
カタチ
「〇〇容疑者は神の声を聞いたなどと…」
母の顔色を思わず確認
眉ひとつ動かさない
ドットのあつまり睨めっこ
僕が見ている
伺ってる
気付いてる
聡い母
そんな母に
僕は一般的な、心を動かされない
ありきたりな意見を言ったんだ
数時間前に飲み込んだのはカミサマではない
きっと夢で妄想で僕の誰にも信用されない、
いつもの、
ただのこの身を貫く、感覚だ。
それを“天邪鬼”と
この国で呼ぶのを再度教えてくれたのが
飲み込んだ、ナニカだとしても。
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