心のやわらかい今だから、読んでほしい 多様性に想いをめぐらせるつばさ文庫9選
「おもしろい物語を読むなら、つばさ文庫」と小・中学生から信頼を寄せられる児童小説レーベル・角川つばさ文庫。
つばさ文庫には、多様性・ダイバーシティを考えることがあたりまえになった現代を生きる小・中学生の読者たちに知っていてほしい、さまざまな立場や個性の方を描き、「夢中になれるおもしろさ」をそなえた作品が、いくつもあります。
「知識として覚えるのではなく、自分の心で感じ、より深く考える」ために。
子どもにも、そしておとなにも読んでいただきたい、新しい発想のたねをまく物語を、ご紹介します。
『歩く。凸凹探偵チーム』
著・佐々木志穂美
絵・よん
自閉症のアルクには色々こだわりがある。でもそんなアルクが気づく「ほんの少しのチガイ」が、理人や「探偵チーム」みんなの見ているセカイを、くるっと回すのだ。チームがたちむかうのは「真夜中に鳴る学校チャイムの怪」、受けとった子に次々と不幸な事件がおきる「呪いのラブレター事件」、さらに「ひき逃げ犯との鬼ごっこ」など、スリル満点! 凸凹いろいろメンバーが「全員主役」のミステリー!!
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『自閉症の僕が跳びはねる理由』
著・東田直樹
絵・よん
みんなが当たり前にしている人との会話や、「ジッとしていること」が、僕には難しい。
それは自閉症っていう障害のせいなんだ。だれかに話したいことを考えているうちに頭の中で言葉が消えていってしまう…伝えたいのに伝えられない苦しい気持ち、想像できる?
この本には、そんな僕の毎日のことや思いが書いてある。僕はみんなと少しちがう。でも同じ世界の一員として、いっしょに歩いているよ。ひたむきな思いが伝わる感動作。
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『角川つばさ文庫版 聖の青春 病気と戦いながら将棋日本一をめざした少年』
著・大崎善生
絵・YUME
元気いっぱいのこどもだった聖が、難病のネフローゼだとわかったのは、5歳のとき。小学校にも通えず、病院のベッドの上ですごすしかなかった。なかよしの子が亡くなることさえ、めずらしくない生活。けれど聖は「将棋」という夢を見つけた。「命をかけても、ぼくは名人になる!」12歳で中国地方ナンバー1となり、13歳でプロ棋士に弟子入りした聖だったが!? 病気と闘いながら夢をおいかけた少年の物語!
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『手足のないチアリーダー』
著・佐野有美
絵・山田デイジー
あみちゃんには、生まれつき手と足がない。それでも小学校では、いつもクラスの中心。児童会も、おしばいの主役だってやったくらい。ところがある日、ちょっとしたことから1人ぼっちになってしまって...。自信をなくし「手足のないわたしが生まれてきた意味ってなんだろう?」となやんだあみちゃんがみつけた答えとは?「わたしは特別なんかじゃない。ふつうの女の子です!」笑顔の大切さに気づける感動ストーリーです。
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『角川つばさ文庫版 母さんがどんなに僕を嫌いでも』
著・歌川たいじ
絵・ののはらけい
ぼくの家は下町の工場。でも、ある日、ぼくは遠くの児童保護施設にあずけられてしまう。さびしい1年間を我慢して、やっと家に帰ってこられたけど、それからの暮らしは、家庭内暴力、そして学校でのいじめと、地獄のようで…。ぼくはここを出る。ここじゃない場所で、大好きな人を、ほんとうの居場所を見つけたい。自分の力で、幸せになる!
親から愛されなかった少年が、苦難にめげず幸せをつかむまでの、感動の実話。
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『レシピにたくした料理人の夢 難病で火を使えない少年』
文・百瀬しのぶ
絵・よん
だんだん体が動かなくなっていってしまう難病「脊髄小脳変性症」の母に代わり、6歳で台所にたち始めた昇兵は、やがて料理人を夢見るように。しかしある日、自分も母と同じ病におかされていると知らされる。病によって「火を使うこと」を禁止され、料理人への道をとざされ、一時は自暴自棄になった昇兵。そんな彼をふるいたたせたのは、「火を使わずに作れる料理」のレシピをつくる、という新しい夢だった! 勇気のノンフィクション。
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『目がみえない 耳もきこえない でもぼくは笑ってる 障がい児3兄弟物語』
作・佐々木志穂美
絵・YUME
ぼくたちはちょっと変わった兄弟だ。長男のぼく・洋平は、77000人に1人しかうまれないとても重い病気をもっていて、寝たきりの生活だ。弟の大は自閉症。すえっ子の航は、知的おくれのある自閉症。つまり「障がい児3兄弟」だね。ぼくらが生きるのはすこし大変。でも、それって毎日が冒険だらけってこと。そりゃ泣きたくなる日もあるけどさ...。広島県の呉という町で、ゲラゲラ笑いながらくらすぼくらの物語、どうか読んでみて!
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『電池が切れるまで』
著・宮本雅史
カバー絵・みやこしゆきな
本文絵・石井勉
がんや白血病など、いのちにかかわる重い病気にかかった子どもたちの実話。「命はとても大切だ、人間が生きるための電池みたいだ(略)。だから私は命が疲れたと言うまでせいいっぱい生きよう」。「命」の詩をかいて4か月後に11歳でなくなったゆきなちゃん、白血病をのりこえて医師をめざす、もりたくん...。つらい病気とたたかいながら、笑顔で生きるこどもたちと家族のほんとうの物語。小学中級から読める、勇気の本です。
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『主人公はいつも君 メイク・ア・ウィッシュで夢をかなえた子どもたち』
著・大野寿子
絵・金 斗鉉
この本に登場するのは、それぞれが重い病気と闘っている子どもたち。それでも夢を実現したい、病気のせいであきらめたくない。「メイク・ア・ウィッシュ」の助けを借りてその夢を叶えていきます。「世界でいちばん大きなカブトムシに会いたい」「自分の絵本を出版したい」「車いすの旅のゴールの甲子園で、あこがれの選手に会いたい」など。あなたにも、「自分は、どんなことがしたいんだろう?」と考えるきっかけをくれる本です。
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