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5分で分かる欧州放浪記!フランス、モナコ編

前回までのあらすじ

アイスランドからアイルランドに飛んだ夜舞。アイルランドから北アイルランド、そしてスコットランド、ウェールズ、イングランドとイギリス四か国を走破してイギリスの深淵に触れる事に成功。
ドーバー海峡を船で渡って到着したのはフランスカレー。
フランドル地方を通ってベネルクス三国へ。
その後スイスから戻って来てフランス中央部を走破後、バスク地方からスペインへ。
スペインそしてアンドラから戻ってきた夜舞は三度フランスへと足を踏み入れる。
夜舞の旅がまた始まる。

こんにちわ、冒険者の夜舞です。
今回はフランス編という事になっていますが、ルート的には3回入っているのでフランスそのものにはかなりいた計算になります。
一回目:イギリスからフランドル地方。本当はパリ経由で行く予定でしたが、パリは僕が行った時デモって言う名前の暴動で荒れていたので止めておきました。いつかは行ってみたい所です。
二回目がスイスからスペインに抜ける為に戻ってきた時。
三回目がスペインから地中海通ってイタリアに行くときです。
フランスはデカい。明らかに地図で見るよりでかいと思うほど大きくて行ってない所が大量にありますのでそれは今後の人生でいつか行きたいと思います。

フランス

フランスという国の総括をする訳ですが、これが難しい。フランスも大きな国で地方差がかなりある国ですからね。
全体的な感じで言いますと、多分フランス人って結構排他的な感じな人達なのかなって思ったりはしました。
郷に入っては郷に従えを地で行くって言うか、ここはフランスなんだからフランスのルールに従えって意識を強く感じたような気がします。
その上で同化してくれるなら非常に優しいみたいな感じの国だったような。
まぁそんな大きな事言えるほどいてないので分かりませんけど、感覚としてはそんな感じの国かなと。
それはそれとしてフランスって国は非常に自然のバリエーションが豊富です。
イメージでは平原とブドウ畑と小麦畑が広がってそうなイメージでしたが、むしろ平原は少なくて丘陵地が多く、次が山脈っていうなかなか目を楽しませてくれる国でした。
この辺りは実際に行ってみないと分からない事でしたし、まだまだ行ってないフランスの他の場所は更に楽しいのではないかと思うとワクワクします。
と、いう事でいつも通り各町紹介です。

一回目:イギリスからベネルクス

カレー

ドーバー海峡を抜けてやってきたフランスはカレー。昔からドーバー海峡の反対側という事でフランス側の重要拠点だった街です。

なので海沿いに防壁がずらりと並んでおり、街の中央には大きな教会があり、かつての繁栄が思い出せるような街でした。

今でもドーバー海峡を結んでの物流拠点という事でかなり人の往来の激しい街なので海峡越えに興味がありましたら行ってみてください。

カレーの港。常時船が出入りしてました。

リール

パリ行くのは怖いので、ベルギー国境にするかという事で決めた街リール。街の中央には星型城壁があり、大聖堂まで完備というかなり大きくて人口も多い街がリールです。都会で非常に住みやすそうというのが第一印象で、地下鉄もバスもあるので町中どこに行くのにも困りません。
全然知らなかったですが、場所的にも非常にいい場所ですね。メモしておきたいと思います。

リールにある星型城塞。空から見ないとその全容は分からない

アミアン

リールから約電車で1時間。やってきたのはアミアンと言うちょうどパリとリールの真ん中にある街。

全くなんの情報も入れずに行きましたが、街の中にあるノートルダム寺院がとにかく巨大で中も外も彫刻が細かいので一見の価値あり!

街そのものも歴史のある街で歩いていて楽しいのでパリに行かれた際にお暇なら是非行ってみてください。

アミアン街中にあるノートルダム大聖堂。あまりの巨大さと彫刻の詳細さ、中のち密さには驚きを隠しきれませんでした。

二回目:スイスからスペイン

リヨン

スイスから帰って来たやって来たのはフランス第二の都市リヨン。繊維産業で有名な街ですね。
特徴としては街の中央に2本の川が通っていると言う事で必然的に橋と河川敷が多い。
なのでそれが独特の景観を作っているのですが、何物オーストリアからの移動が応えてそれなりに疲れてしまったのでそれぐらいしか言えません。

いつの日かリベンジですね!

川から見えるカテドラル。
この距離なのにデカさが分かるのはすごい

ブルージュ

せっかくフランス来たんだし、真ん中辺り行ってみる??って事で特に何も考えずやって来たのがブルージュです。
木造建築が未だに残っており石造りの他の街とは明らかに雰囲気が違うって事でなかなか面白い街でした。
更に近くの小川が大量に集まった湿地帯は非常に独特の様相と自然を醸し出していてフランスにはこんな所があるのかって思う事請け合いなので良かったら行ってみるといいと思います。

近くの湿地帯。奥には船じゃないと行けません。

ヴィシー

飲める温泉があると言う情報を聞いて行ってみたヴィシー。飲める事は飲めましたが、聞いていた蛇口からいろんな温泉飲み放題って事はなくてちょっとがっかりでした。

温泉は飲めましたが、奥の大量の蛇口の方にも行きたかった。

クレルモン=フェラン

火山の麓にある街クレルモン=フェラン。フランス火山まであるのか。懐のでかい国だなーとか思ってしまうほどです。街そのものも確かに火山灰を素材にしているので黒っぽい感じが確かにありました。時間あったら火山の方にも行ってみたかったですね。

なんとあの天下のミシュランの本社がこの街に

トゥールーズ

南西部へと移動して、バルセロナかアンドラまで行こうかと思って選んだけと、どちらにも行かなかった街トゥルーズ。ラグビーのワールドカップやるらしくて町中にその看板が立っていましたが、盛り上がっていたかはよくわかりません。
川沿いにある典型的な街だったのでやっぱり風景は良かったです。

街の横を流れるガロンヌ川。川幅が相変わらず広く海みたいです。

ポー

せっかくフランスまで来たんだからピレネー山脈見に行こうと言う事になって赴いた街ポー。滞在30分ぐらいでしたが、大体見たい物見れたかなってぐらいの規模感でした。

ピレネーを高台から望む。奥が霞んで見えないのが残念。

ボルドー

やっぱりフランスまで来たんだからワインの産地ボルドーを見に行こうと思って赴いたのがボルドー。流石イギリス領としてワインで財を成した街。街の至る所に細かい彫刻と石造りの街がありました。
まぁ他と違う所があるかと聞かれると…別にかなー

ここもガロンヌ川。海に近いという事でかなり濁ってます、

ラ・レオル

ボルドーなんて都会に金曜日泊まるのもなーと言う事で適当に近郊で安い宿探して見つけた場所がここ。なんの期待もしてないただ寝るだけの場所でしたが、予想に反して中央にあるロマネスク様式の教会を中心とした古い街並みがお出迎え。なかなか良い体験でした。

夕方の教会と街はなかなか絵になる。

バイヨンヌ

フレンチバスクの中心の街バイヨンヌ。流石にここまで来ると明らかにスペインの影響を感じる所ですが、それ以上に明らかにフランスともスペインとも違う匂いがしていました。
これがバスクって奴かと感動するのでもしボルドー近くまで行く事がありましたら是非バイヨンヌ方向にも行ってみて欲しい所です。

バスク様式の教会はまた違った空気を感じさせてくれました。

アンダイエ

フランスからスペインへの出国の地アンダイエ。その実態はバスク色の強いリゾートビーチでした。たくさんの人が海で思い思い過ごして楽しそうでしたが、風が少し強くて肌寒いぐらいであったのが少し印象的でした。

人気のビーチらしく人がたくさんいて賑わっていました。

三回目:アンドラからイタリア

カルカソンヌ

アンドラからピレネーを抜けて、丁度ラグビーWカップで盛り上がっているトゥールーズから電車で1時間。やってきたのは城壁で有名な街カルカソンヌ。
この町は地図を見れば分かるように完全にスペインとの境界線上にあります。なので丘の上にこんなにも巨大な城壁が!って城壁が当時の面影をそのまま伝えている非常に美しい街でした。
城壁がこんなにきれいに残っている場所がフランスにあるとは!って思うほどその城壁は非常に美しいのでお近くに行かれた際はぜひ寄り道してみて欲しい街です。物価もフランス基準ではスペインに寄りなのでちょっとだけ安いですしね。

川沿いの丘の上に鎮座している城壁

アビィニョン

ローマ教皇府と言えば言わずと知れたバチカン市国な訳ですが、歴史的に見ると教皇府はローマにずっとあった訳ではなく各国のパワーバランスによって場所が変わったりしています。
と、いう事でフランスが非常に力を持っていた時代に教皇府を動かして各国から顰蹙を買ったというのがこの町アビィニョン。
教皇府がフランスにあった!って事実だけでもワクワクする事実なのにそれを伝える建物がそのまま残っているなんて歴史オタ歓喜の街ですよ。
まぁ時間なくて中に入ってないのでぜひいつかは中にも見学に行きたいものです。川にかかる橋の方の建築秘話もなかなか面白い。
ただの街の有力者を聖人として担いでいたとか最高に頭おかしくて金出した甲斐あったと!思わせる話だったので橋の方も案外おすすめですよ。
ちなみにアビィニョンの橋で踊ろうって童話は一度も聞いたことないのでノーコメント。

川にかかる橋から見る丘の上の教皇府。当時の隆盛を今に伝えてくれます。

ニース

ニースまでの電車代をケチってバスで行ったら、ニースの街ではなくて空港に行ってしまって思ったより差額が出なかったという悲しい事実に打ちひしがれた末到着した街ニース。
飛行場から街に行くトラムの最低価格が10€はいくら飛行場料金でもひでぇって思わずにはいられません。
多分あれ乗って飛行場出た駅で降りてsingleticket買っても問題ないと思いましたが、流石にそれをやる勇気が出ませんでした。

バスはなんと3時間遅れで着いたら真っ暗でした。セレブ御用達の街を堪能したかっただけに非常に残念。
ただ夜のニースは何となく危ない雰囲気を感じたのでセレブ御用達の裏の顔を見た気分にはなりました。

朝のニース駅。ほかに写真ないので仕方なし。

モナコ

セレブ御用達のニースから電車で30分の所にある独立国家モナコ。山の上にある宮殿から見える範囲がほぼ国土の全てっていうあまりに小さな国が未だに一地方ではなく国やってる面白さを感じさせてくれる国でした。
まぁ僕の目から見るとさっさとフランス領になってしまった方が楽な事の方が多いとは思ってますが、今更モナコもフランスも言い出せないんでしょうね。
伝統の重さって奴をひしひしと感じます。
ただきれいな国ではありますけど、それだけでブランドってのがいかに大切かって言うのを教えてくれる国でもありましたけどね。


ここまで読んで頂きありがとうございました。

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次回はイタリア編。


よかったらまた見に来てください。
冒険者の夜舞でした。
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