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5分で分かる欧州放浪記!オーストリア、リヒテンシュタイン、スイス編

前回までのあらすじ

チェコ、スロバキア、ハンガリーと中欧の国を回ってきた夜舞。
チェコの圧倒的洗練された街並み、スロバキアの日本そっくりな山岳国家、平原の騎馬民族の国ハンガリー。
どれも一言では言い表せない特色のある国々でヨーロッパというくくりの中でこれだけ差異があるというのは非常に興味深い。
そしてやってきたのかつての神聖ローマ皇帝の居城ウィーン、そして無限に続くアルプスの山々。

夜舞の旅がまた始まる。

こんにちわ、冒険者の夜舞です。今回は遂にドイツと同じドイツ語圏だけど別の国。ナチスに同調していたはずなのになぜか戦勝国の仲間入りしているなど色々あれ?って思う国オーストリア。
オーストリア、スイスの間にあって存在を知っていないと見落としてしまうぐらい小さなリヒテンシュタイン、そしてアルプスの恵みを一新に受けたみんなの憧れの国スイス。
の三か国です。
リヒテンシュタインは別にしてやっぱりオーストリアもスイスもどうして人気なのかよく分かる国で行ってみて良かったです。
まぁ物価もとんでもない額でとても無職が気ままにいて楽しい国ではなかったという情報だけは付け加えておきますけどね…
デンマークと一緒でぜひもうちょっとお金に余裕ができたらのんびりして見たい国ではありました。
と、いう事で各国の詳細をどうぞ。

オーストリア

昔はドイツ圏だったけど紆余曲折あって分離したオーストリア。
まぁプロイセンの支配を嫌ったハプスブルクって構造なんですけど、基本的には同じドイツ圏って事で話している言葉はドイツ語ですし文化も似たような空気を感じました。
ウィーン周辺はちょっと上品かなって思わなくもなかったですけど、基本大差ないとは思います。
でも、オーストリアの方がアルプスに近いのでより山岳文化の色が濃いかなとは感じました。

ウィーン

オーストリアの首都にしてハプスブルクの栄光を今に伝える街ウィーン。

まぁハプスブルク家の最後の当主は市民自らが追い出してるのでちょっとハプスブルクの栄光を今に伝えるは違うかなと言う気もしますがそれはそれとして、やはりハプスブルク帝国が成立してから数多の歴史の舞台になっただけあって重みがありました。

そして平地しかなくて本拠地としては守りにくい場所だなーとも思いましたけどね。ウィーン包囲みたい屈辱がどうして行われたのかやっと意味分かりましたよ。

街の中央にある大聖堂。彫刻があまりに細かい。

ザルツブルク

オーストリア領だけど、元はザウツブルグ大司教区なのでオーストリアというよりはドイツの一勢力だったザルツブルク。もちろん大司教区なので王様がいた訳でもなく一番上は司教。
にも関わらずあるのは難攻不落の名を体現したような断崖絶壁の上にある城壁。そして麓にあるくそデカイ大聖堂。そりゃ教会に対して不満持つ奴らが出てくるよなと思わずにいられませんでした。

それは別にしても川を挟んで大聖堂、その後ろの岸壁と城壁の風景との調和はなかなかの物ですので一見の価値ありです。

川から見える大聖堂と城壁。周りの山も含めて美しい。

インスブルック

ウィーン、スペイン、イタリアの丁度真ん中にある交通基点として発達したアルプスの中にある街インスブルック。もちろんアルプスの中にあるので右を見ても左を見ても山!
その美しさには心を奪われてしまいます。
そして高度も500mぐらいなのに日が指していると暑いぐらいの気候にはなかなか思う所があります。
位置としてハプスブルク帝国の丁度真ん中にある位置であるという利点から街が発展したし、あのままハプスブルクが勢力を維持したらここがウィーン以上に栄えていたんだろうなと思うとちょっとそれも見てみたいと思ってしまいます。

山の中にある大都市!

リヒテンシュタイン

オーストリアとスイスの間にある小国。小国って言うかそこらへんの地方自治体ぐらいの大きさしかない国がリヒテンシュタイン公国です。
今回は北から南まで首都経由で移動して見ましたが、本当にこれだけで横断できてしまう国なんだっていう驚きしかありませんでした。
オーストリアとスイスの間にあるって事でアルプスの中にある大変厳しい国なんだろうなとは思いますが、それが未だに独立を保っていると考えると物凄い国なんではないかなと思います。

スイス側から見たリヒテンシュタイン。必要要素ほぼこの一枚に入っていると言っても過言ではない

スイス

山岳国家としても物価が超高い国としても有名なスイス。
しかしその実態は山ももちろんありますけど、それ以上に非常に透明度の高い湖が至る所にある湖大国でもありました。
本当にこれが湖なの? 海じゃなくて?って思うような湖ばかりで見ていて非常に感動しました。電車乗って景色見ているだけでも凄い感動します。
おまけにいる人達の民度も明らかに高い。
物価が高いけど、ヨーロッパの人気を独占しているっていう理由の一端が少しだけ見えました。
いつかはバイクでアルプス沿いを走ったり山の方にもぜひ行ってみたいですね!

チューリッヒ

スイスで一番有名な都市と言えばもちろんここチューリッヒ。保険会社ではありません。
厳しいアルプスを越えて降り立ったチューリッヒの地はアルプスの北にある平原地帯。
非常に温暖で過ごしやすい!とちょっといただけで感じるような穏やかな気候に目の前に広がる諏訪湖のような湖。ライン川の支流が街の中を流れている大都会。それがチューリッヒでした。
物価高いのにみんな住みたがるのが結構納得というか金持ってるならここ住みたいかもなって個人的に感じました。

透明な川と向かい側の市街地

ルガノ

スイスの超高い宿の中からなんとか他の場所に比べれば安い…って事で泊まる事を決めたのがルガノでしたが、行ってみてびっくり。目の前に広がるイタリアのようなすり鉢状の白い家々に透明な湖。高地だから気温もそこまで高くない。

その上スイスなのに聞こえてくるのはイタリア語という絵にかいたようなリゾート地でこりゃ人気な訳だわって思わせる素晴らしい場所でした。
チューリッヒから二時間というよりミラノから30分だからミラノ行くついでに寄ってみたらいいと思います。

駅から見た街の全景。これだけで優勝って言いたくなります。

ベルン

スイスの首都ベルン。しかしあまりに知名度低すぎてみんな首都はチューリッヒだと思っている事で有名なベルンですが、旧市街地だけ見るとなかなかの物がありました。ローマ時代からの街の遺構にでかい大聖堂。何より川の湾曲部の中に作ってある防衛を考えた街づくり。ローマ人がなぜここに拠点を設置したのかよく分かる街並みでした。

川向こうから見る市街地

ジュネーブ

レマン湖っていう男子中学生がきゃっきゃしているワードの横にあるフランス国境の街ジュネーブ。ちなみにジュネーブはフランス語読みなので英語では読み方が違います。日本語ってこの辺り柔軟で面白い言語ですよね。
それは置いておいて湖の透明度がまたしても凄い!その横にあるすり鉢状の土地の丘の上に街があるっていう古代の人の拘りが良く分かるけど、登るのがなかなか大変な街でした。

レマン湖湖畔から見る旧市街地

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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冒険者の夜舞でした。

次回はアルプスを抜けた先フランス。


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