5分で分かる北アフリカ放浪記!モロッコ前編
前回までのあらすじ
ポルトガル、スペインからジブラルタル海峡を渡ってモロッコへ。
南米で夢見ていたプランはあっさり自身の病気と怪我で瓦解してしまったアフリカ西の出口モロッコ。
しかし諦めずに進めば道は開けるという事で、再度のアイスランドから始まった欧州放浪の日々もフランスを経由して、バスク地方からサラゴサ、トレド、セビージャと言った名高るスペインの街を超えて遂に地中海へ。
遂にここに帰ってきたと船で1時間ユーラシア大陸を後にしてやってきた初アフリカ大陸の西の果てモロッコ。
この国はどのような姿を夜舞に見せてくれるのだろうか。
夜舞の旅がまた始まる。
こんにちわ、冒険者の夜舞です。
と、いう事で今回は初アフリカ大陸一か国目となるモロッコ。
まぁアフリカも広いですし、一般にアフリカって言うのはサハラ砂漠を超えた南側を指します。
なのでこの地中海周辺はアフリカって言うよりは地中海文明のアフリカ側って形容するのが最も正しいのですが、それでもアフリカはアフリカ。
まぁ海側の起源がほとんどギリシャ、ローマだという話は置いておくにしてもアフリカですよ、アフリカ!
遂にアフリカまでやってきたんだなーと思うとちょっとした感動と言いますかジーンと来るものがあります。
と、いう事でモロッコです。モロッコはそれなりに大きな国であるって事で前後編の二回でお送りします。今回は前編。
総評は後編で行うのでもし良かったら後編もよろしくお願いします。
と、いう事でいつも通り各町の詳細をどうぞ。
モロッコ
フニデク
スペイン領セウタを抜けた先にあるモロッコの街がフニデクです。
スペイン領付近だから発展しているのかと思いきや普通に辺境の地って感じです。なのでスペイン側から入るといきなり文明度が下がってかなりびっくりしました。いきなり人がごった返している市場っていうここしばらく見る事のなかった光景にちょっとワクワクした自分を否定できません。
タンジェ
ジブラルタル海峡を挟んでイベリア半島が目と鼻の先にあるアフリカ側の街、それがタンジェ。古くはフェニキア、ローマ時代から存在する街。
その上一時期はイベリア半島もイスラム圏であったのでその時に影響で非常に発達して、レコンキスタ後はキリスト教との闘争最前線という事で強固な城塞都市というイメージを併せ持ちます。
なので海側は要塞化されておりなかなか堅牢な作り。中は網の巣のような市街地が張り巡らされていました。
シャウエン
青の街として知られる北モロッコの山中にある街シャウエン。タンジェから来ると山の中をひた走るという事でなかなか風光明媚な景色が目を楽しませてくれます。
街そのものは旧市街地の門を一歩くぐると壁や道路まで青、青、青って青で満たされており、非常に幻想的な光景が広がっていたので日本人に大人気なのも納得!
実際に日本人ともたくさん会いましたしね。
って言うのは表向きの話で正直坂と網の目のような狭い路地。すぐに行き止まりになる道。
などなんだか精神異常者の夢の中に迷い込んだような錯覚を覚えて、ずっと歩いていると精神がおかしくなりそうというのが正直な感想。
観光で来るならいいけど、住むのはちょっとな…という街でした。
フェズ
モロッコのイスラム王国の古都。
当時から街があり、そこに人が暮らしていてその町がそのまま残っているという事で非常に昔の空気を感じさせる街です。
こんな密集してでも城壁の中で暮らすしかなかったと考えるといかにこの外が危ない世界だったのか想像するだけで寒気がしますね。
とにかく街そのものが非常に入り組んでいて気が付いたらよく分からない場所にいるって事が多くまさにラビリンスの名を欲しいままにした街でした。
夜遅くなってから道に迷ったら絶対襲われると思いますし、そもそも昼でもかなり薄暗いし、人がたくさんいるととにかく方向感覚を失ってしまいます。
もっと街そのものが涼しくなってから再チャレンジしたい!
とは思います。
メクネス
フェズの近くにある更なる古都なのかと思ったら、逆でこっちがフェズに比べて新しい方の古都でした。
どうもすぐに移動してしまった夢の跡らしくどちらかと言うと近江宮辺りが近いみたいです。
京都と奈良みたいな関係って言うから勘違いしてしまいました。どうも地球の歩き方君は対象読者のレベルを低く見積もりすぎている時があるような気がしますね。
その話は置いておいて、フェズの後に行くとメディナの構造が非常に分かりやすくて感動します。その分感動もいまいちでしたが、フェズのあのごった返した感じが嫌いな人間からすると確かに落ち着きがあっていい街だとは思いました。
が、別にフェズだけで十分だったかな…と思わなくもありません。
ラバト
メクネスから電車に揺られてやってきた街モロッコの首都ラバト。
あまりにカサブランカが有名なのでこっちが首都だと知られてませんが首都がラバトです。
街は隣の町と経済圏を確立していて見た目よりもはるかにでかい。
霊廟の隣にあるでかい塔は一見の価値ありです
が、別にそれ以上何かある街でもないので別にフェズ、メクネスからそのまま南に下ってもいいかもしれません。
エッサウィラ
ラバトからバスで8時間。
行くんなら別にラバトからじゃなくてカサブランカから行けばいいと思いますけど、カサブランカはいい宿がなかったのでラバトから行く事にしました。
カサブランカはあまりにも心惹かれなかったし、安い宿もなかったから仕方ありません。
エッサウィラは海沿いの街で夏なのに寒いぐらいでしたが海沿いの景色はきれいでしたし、海沿いに存在する城壁と大砲がなかなかユニーク。
そして店で組み気細工を売っている場所が多いって言うのはなかなか面白い街でした。
どこが全モロッコ人の憧れなのかは最後まで分かりませんでしたけど…
ティズニット
流石に西サハラは無理だけど、できる限り西サハラに近づきたいと思って赴いた街ティズニット。
到着が夜だった上にこの町からお腹が緩くなった上に熱にやられて体調が絶不調。
って事でバス停周辺と宿周辺ぐらいしかまともに見てないので特にコメントはありません。
なかなか面白そうな街ではあっただけに残念です。写真も一枚も取る力もなかったのでありません。ふがいない…
ここまで読んで頂きありがとうございました。良かったらスキ、読者登録をよろしくお願いします。
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冒険者の夜舞でした。
次回は熱に冒されたマラケシュからのモロッコ後編です。良かったら遊びに来てください。
各詳細に興味がありましたら以下からお願いします。
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