『ドンデンガエシEXPO』/出展作家インタビュー⑧吉見紫彩
こんにちは!YOMAFIG.です。本日は10月16日(月)〜18日(水)の3日間、浅草公会堂にて開催されるドンデンガエシEXPOのギャラリースペースを企画したYOMAFIG.のメンバーでもあり、作品も出展する吉見紫彩に「なぜこのイベントに参加したのか」「EXPOに向けてどのような作品を制作中なのか」を伺ってみました。
参加を決めたのは・・・
ー吉見さんはどうしてこの「伝統芸能×現代アート」というEXPOにご参加頂けることとなったのでしょうか?
(吉見)
私は普段アーティストとして活動するとともに、YOMAFIG.としてアートに関するイベントの企画や運営を行っています。
今回は、主催者の不易流行さんから「『ドンデンガエシ』をテーマに、若年層向けの歌舞伎と落語のイベントを開催予定だが、歌舞伎と落語をカジュアルに公演するだけではまだ不十分と感じていて、ホワイエ(劇場のロビー)でも何かできないか」と相談を受けたことがきっかけでした。
私も元々歌舞伎に興味があったけれどなかなか見るきっかけがなく、たまたま連れて行っていただく機会があり、どハマりしたものの、お高いのでその後日常的に見に行けるわけではない…という経験があったので、ぜひ歌舞伎や落語のカルチャーを面白く伝え、日常的に古典芸能に触れられる生活文化を作ろうとするこのイベントに携わりたいと思い、参加しました。
EXPOに出展する作品について
ー今回のEXPOにおいては、イベント企画だけでなく、古典芸能からインスピレーションを受けた新作を制作してくださるとのことでしたが、どのような作品を制作されているのでしょうか?
(吉見)
私は普段からバレエやコンテンポラリーダンス、ミュージカル、現代演劇、宝塚歌劇など、舞台公演をよく鑑賞する方で、歌舞伎も数回観劇させていただいたことがあるので自分から「作品も出します」と手を挙げました。
最後に見た歌舞伎の演目は「蜘蛛絲梓弓張」という役者が5変化するというもので、幕間の間、いま幕の裏側では役者さんは隈取をお化粧したり、衣装を着たり、細工を仕込んだりと様々な準備をされているのだろうなと想像しながら、楽しんでおりました。
そこで今回は、幕引きから幕開けまでの幕間30分という時間に注目し、私も同じ30分で作品を描きあげ、役者さんの幕間時間を追体験するということに挑戦しました。モチーフは昭和の浮世絵師である忠雅の「隈取十八番 土蜘蛛の隈」を参考に、抽象化してペインティングしています。
ご来場頂ける皆様へ!
ー今回のEXPOでは吉見さんの作品をどのように楽しめば良いでしょうか。
(吉見)
ぜひ公演とセットでご鑑賞いただくことで「幕見体験」をしていただけると嬉しく思います。
長いようで速い30分という幕間時間にあるスピード感やドラマを想像しながら、制作の筆跡の順序、重なりや、急いで失敗して消した部分なども追体験いただくことで、ライブ感あるご鑑賞をお楽みいただけますと幸いです。
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また伝統芸能とアートが一堂に会するEXPOにご関心を持ってくださった方はぜひ、こちらから詳細チェックしてみてください!
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