秋の短歌 一首 ~百人一首恋の巻秋~
長月に七年経るも忘られずから紅に君想ふ夜
【一首にまつわる想いやエピソード】
大変個人的な歌だ。
迷い迷って、シンプルにそのままを歌にした。
初めてお付き合いをした方と、9月にぴったり7ヶ月でお別れをして、7年目になる。
付き合い始めて2ヶ月近い頃にリリースされた、倉木麻衣「渡月橋 ~君 想ふ~」を聴き、歌う度想いが募って、付き合ってすぐ遠距離恋愛が始まった私は、「会いたい時に会えない 切なくてもどかしい」想いでいっぱいだった。
ベタなデートなんてほとんどできず、付き合う前に研究室でしゃべったり、駅まで歩いたりする、そんな時間のほうが長かった。遠距離が確定していたから、想いを告げないつもりだったのに、勇気を出して告げてくれた君。あのときの私は、人生で一番美しかった。君のためにがばっていたから。
から紅のこの歌を聴き、歌う夜に、忘れられない私は、君の幸せを願って想っている。
(347字)
🍁
素敵な企画を見つけました。
ぜひ参加させてください。
小中高生のときは、覚えて百人一首大会で勝つことに重きを置いて楽しんでいました。最初に興味を持ったのは、小学校4年生だったような。
母が買ってくれた百人一首の本の現代語訳を読み、歌そのものの面白さを少しずつ知っていきました。
「ちはやふる」も好きで読んでいました。
楠木早紀永世クイーンは、地元大分出身で、大分合同新聞でいつもその勇姿を拝見、拝読していました。
「瀬を早み」の歌が好きな母。私もとても好きです。恋の歌ではないですが、「大江山」の歌も好きです。
詠み人知らずの載った万葉集もとても素敵ですが、厳選された小倉百人一首もいいですよね。
そんな百人一首の令和版を作ろうという、壮大で素敵な企画に出会い、なんと一番私の恋への想いが強い秋部門が開催中と知り、拙いながら参加させていただきました。
余談ですが、投稿は朝なのに「夜」としたのは、夜に歌い、聴き、想うことが多いからです。
令和版百人一首の完成を楽しみに応援させていただきます。
三羽 烏さん、よろしくお願いいたします。
サポートしてくださる方、ありがとうございます! いただいたサポートは大切に使わせていただき、私の糧といたします。