見出し画像

赤いマントの小さなヒーロー

基本データ
名 前 麦餅田ヒカル(ムギモチダ ヒカル)
職 業 パンダ南小学校3年生
好 物 笹餅、笹巻き、笹寿司

赤いマントのヒーロー
パンダ南小3年2組の中でヒカルの成績は中の下。得意な科目より苦手な科目の方が多い。いつも赤いマントを付けていて、本人曰く「正義のマント」らしい。友達からマント姿をイジられることもあるが、まったく気にしていない。
いつか正義の味方として、ヒーローになるのが夢。

🐼🟥🐼

 ヒカルは、ヒーローに憧れていた。取り立てて得意なことがあるわけではないけど、あこがれるのは自由だ。困っている人がいれば颯爽と現れ、華麗に助け、去っていく。(そんなヒーローにぼくもなりたい。)ヒカルはそんな思いを抱きながら、大好きな本の中のヒーローを真似て、去年クリスマスにもらった赤いマントを欠かさず羽織っている。これは、ヒカルにとって「正義のマント」なのだ。これを羽織ると、ヒカルには勇気が湧いてくるようだった。
 サンタさんから、マントと一緒にメッセージカードももらった。そこにはこう書いてあった。

ヒカルくんへ

ヒーローになりたいんだね。いいね。
いいことを小さなことから少しずつしていたら、このマントがにあうヒーローにきっとなれるよ。
まわりをよく見て、まわりの声をよくきいてごらん。
サンタさんはおうえんしているよ。

            サンタクロース

 サンタさんもヒーローだとヒカルは思っている。そんなサンタさんの言葉が効いて、ヒカルはお父さんやお母さんのお手伝いを進んでするようになった。誰かに会ったら小さな声であいさつをして、地域のごみ拾いや草むしりも嫌な顔をせずがんばった。
「ヒカルくんはいつもえらいねえ。赤いマントが似合ってるわあ。」
 お隣のおばちゃんや、おつかいに行く八百屋のおじちゃん、散歩させている犬をいつもなでさせてくれるおばあちゃんが、口々にそう言う。ヒカルは恥ずかしくて、もじもじと困ったように笑う。ヒーローみたいにニカッと笑うことは、人見知りのヒカルには難しい。

***

「ヒカル~、またマントなんかつけてんのかよ~。そんなのつけたってヒーローになんかなれねーぞー。」
 中休みに隣のクラスから来たコウキだ。コウキは去年までずっと同じクラスだった。保育園の頃は仲良く遊んでいたが、小学校に上がってしばらくしてから、ヒカルに突っかかってくるようになった。そんなコウキの言葉に耳を貸さず、ヒカルは今日も大好きなシリーズの本を読む。
「いっつもおんなじやつばっか読んでよ~。勉強ニガテなくせにさ~。」
 そんなヒカルが面白くなくて、コウキはつっかかる。なおも無言を貫きこちらに目もくれないヒカルに構うのをやめて、他のクラスメートを誘って外へ遊びに行く。コウキがちらっと振り返ると、ヒカルはやっぱり本に夢中なようだった。このシリーズを読んでいる間、ヒカルは自分も無敵になった気持ちで、ヒーローの彼に釘付けだった。

 苦手な算数と体育の授業、給食を終え、ヒカルは足早に図書室へ向かう。さっき読み終えたばかりの本のバーコードをカウンターで読み取ってもらい、代本板と引き換えに元に戻す。ヒカルは次の本を借りに来たのだ。けれども、目的の本は見つからない。図書係の子に調べてもらうと、貸し出し中とのことだった。そっかー、ヒーローだもんなー。さすがだなー。読みたかったなー。お礼を言って、とぼとぼと教室への道を行く。途中で靴箱に差し掛かる。コウキたちがドッジボールで遊ぶ姿が目に入る。ヒカルは球技が苦手だったから、教室へ戻ろうとする。目敏く見つけたコウキが
「ヒカルー。お前もやるなら入れてやってもいいぞー!」
と叫んでいるが、首を横に振り、教室へと引き返した。コウキは運動神経がいいのに、ボールが当たってしまった。
「コウキめずらしいじゃん。よそ見してんなよー。」
「わりーわりー。おっしゃー!かくごしとけよー!」
 コウキは意気揚々と外野に出て行く。はしゃぐ彼らの声が響くグラウンドとは対照的に、静まり返った廊下。そこに、ヒカルの硬い足音だけが響いていた。

 放課後も図書室を訪れたが、本はまだ返ってきていなかった。気を取り直して、教室で宿題の計算ドリルに取りかかる。今は分数の足し算引き算をやっている。割り算までは、大好きな笹餅を分け合うイメージで考えられたのに、分数になったとたんにつかめない。うーん。頭をこてんと傾げても、わからない。
「ドリル真っ白じゃん。わからんの?」
 コウキだ。むっとして言い返す。
「今一生けん命考えてるだけだよ。」
「やっとしゃべったな。教えてやろうか。」
 コウキはうれしそうに続ける。
「べつにいい。」
「これはさ…」
 ヒカルが頼んだわけでもないのに、コウキはランドセルから自分のノートを取り出して、得意げに説明し出す。気づけばヒカルは熱心にコウキの説明に耳を傾けながら、鉛筆を走らせる。あんなにわからなかったのに、ドリルの空欄はすべて埋まっていた。
「…ありがとう。おかげでわかったよ。」
「へへん。だろ! なあどうせ一人だろ。いっしょに帰ろうぜ。」
「べつにいいけど。」
「じゃあ、ちょっと図書室行ってもいい?」
「うん。ぼくも行きたい。」

 ふたりは連れ立って図書室に向かう。途中、職員室の前で、
「ろうかを歩くときはしずかに!」
と先生に注意された。
「ごめんなさーい。」
 悪びれもせずコウキが言う。
「コウキがさわいだせいで…」
 呆れてそう言いながらも、ヒカルはまんざらでもない顔つきだった。
 図書室が近づいてきたところで、ヒカルが気になっていたことを口にした。
「図書室に何の用なの?」
「おれが図書室行ったらわりーかよ。」
「べつに、悪くはないよ。ただ、何の用かなって思っただけ。」
「決まってんじゃん。本を返してかりるんだよ。」
「へえ。コウキ、本とか読むんだ。いっつも外で遊んでたから。」
「気づいてたんだ。読むよ。だってさあ、ほいくえんのとき、ふたりで絵本いっつも読んでたじゃん。もうわすれた?」
 うれしさと自信のなさが入り混じった複雑な顔でヒカルに問う。
「わすれてないよ。でも、もうきょうみないのかなって思ってた。」
「家では本読むよ。学校はさ、みんなと遊びたいじゃん。でも本もすき。」
「そっか。着いたよ。」
 図書室に入り、コウキがカウンターへ本を差し出す。
「返きゃくおねがいします。」
「あっ!」
 今度はヒカルが大きな声を上げた。
「図書室ではしずかに!」
「ごめんなさい。」
「これから気をつけてね。」
「うん。」
 ヒカルが注意されている間に手続きは終わり、コウキは元の本棚へ向かっていた。ヒカルは速足でコウキを追いかけた。
「さっきはどうしたんだよ。ヒカルらしくない。」
「それ、ぼくがずっとかりたかったやつ。」
「ヒカルも読んでたんだ。これおもしろいよな。」
「うん。」
「じゃあ次はヒカルがかりんの?」
「うん。コウキも次かりるの?」
「もちろん。」
「そっか。」

 ふたりで本を借り、図書室を後にする。ふたりとも笑顔で、本の感想を言い合う。ヒカルは、好きなシリーズの話ができてうれしかった。このシリーズを読んでいる人を見かけたことがなかったのだ。ただ、コウキの笑顔の理由はヒカルとは少し違っていた。

「あ、雨だ。」
「げ。かさわすれたわ。本あるのに。」
「天気予ほう見てなかったの?」
「えへへ。」
「もう。入れよ。」
「サンキュー。」
 ふたりは傘の下で話を続けた。
「じゃあ。これ、おりたたみがさ、使っていいよ。」
「ごめん。サンキュー。明日持ってく。また明日な。」
 ヒカルが曲がり角を曲がってからも、コウキはその背中をずっと見つめ、手を振り続けた。

***

 翌日も、中休みになると、コウキが折り畳み傘を手に携え、ヒカルを訪れた。
「きのうはかさありがとう。これ。」
「いいよ。」
「今日もまたマントつけて、本読んでんのか。たまには運動したら? みんなでドッジ、たのしいぜ。」
「コウキはさ、あの本読むのになんでそんなこと言うの? べつに、みんなにどう思われても、ぼくは気にしないけど。」
「いや…ただ」 
「コウキー、早く行こうぜ!」
「お、おう。じゃあ。」
「…」
 ヒカルにはどうしても、あの本を読む、しかもかなり好きなコウキが、このマントをからかうのか腑に落ちなかった。どう思われてもかまわなかった。ただ、納得いかなかった。

「ヒカルー、今日も帰る?」
「宿題するから。先帰ったら。」
「そっか…じゃあな。」
「うん。」
 とぼとぼと帰っていくコウキをしばらく見つめながら、ヒカルは気づいた。(ぼく、コウキをきずつけた…? でも、さいしょにぼくにいろいろ言ってきたのはコウキだ。)保育園の頃はただ遊んでて楽しかったのに、いつの間にかヒカルにはコウキのことがよくわからなくなっていた。どんよりした雲の下を帰っていく。ヒカルには、今日はいつもより帰り道が長く感じられた。

「ただいま。」
「おかえり。ついさっき、コウキくんが来てたよ。」
「え、なんで?」
「ヒカルくんいますかって。まだ帰ってないのって伝えたら、わかりましたって。コウキくんのおうちのほう追いかけたら、まだ間に合うんじゃないかな。」
「ちょっと行ってくる。」
「18時までに帰りなさいよ。」
「わかってる。いってきます。」
「いってらっしゃい。気をつけてね。」

***

 ヒカルは、久しぶりにコウキの家のほうに行く。コウキはまだ見えない。

 小学生になったばかりの頃は、ふたりはよく遊びに行ったり来たりしていた。コウキはすぐ学校に慣れ、勉強もでき、新しい友だちもできた。ヒカルは、だんだん勉強について行くのに時間がかかるようになった。コウキと同じようにいかず、不安でいっぱいだった。家での時間じゃ間に合わなくて、中休みも、昼休みも、放課後も、必死で勉強した。それでなんとか、中の下くらいに居続けている。友だちはコウキくらいだけど、余裕もなく、ヒカルは別にそれでよかった。
 あるとき、わからないことを調べに行こうと図書室に行った先で、ヒカルはあの本に出会った。夢中になって、勉強もがんばりつつ、本の世界にのめり込んだ。学校生活の不安な気持ちなんて忘れていた。コウキと遊ぶのも二の次になっていた。そういえば、コウキがからかってくるようになったのは、その頃からだった気がするとヒカルはふと思った。そして、マントをつけるようになってから、その勢いを増していったのだ。

「キャーッ!」
 突然悲鳴が聞こえた。慌てて声のほうへ駆けていく。ようやく声の主を見つけると、ランドセルを背負った小さな女の子がわんわん泣いていた。隣にいるのは、探していたコウキだ。
「コウキ!?」
「ヒカル!」
「なにがあった?」
「おれも、声が聞こえて行ったら、この子がないてて。」
「どうしたの? けがしたの?」
 女の子は首を横に振る。
「くるまがね。ばしゃんって。わたしの、だいじなおようふくが、よごれちゃったのー。うわーん。」
 昨日降った雨の水たまりを車がはねて、女の子にかかったようだ。泣きじゃくる女の子に、どうしようかとふたりは怯みかけた。でも、ヒカルに名案が浮かんだ。
「ちょっとまって。ほら、顔上げて。」
 ひとまずティッシュを差し出す。おずおずと受け取り、涙を拭う。
「パンダ南小の子?」
 女の子はこくりとうなずく。
「何年生?」
「1年1くみ。」
「そっか。ぼくは、パンダ南小3年2組の麦餅田ヒカル。お名前聞いてもいい?」
「えっと…」
「ほら、コウキも自こしょうかいして。気にしてるだろ。」
「あ、ごめんね。おれ、米田コウキ。パンダ南小3年1組な。」
「いも田アキコ。」
「アキコちゃんか。アキコちゃん、もうだいじょうぶだよ。」
 ヒカルは、アキコをみるみるうちに変身させた。
「ほら、かわいい。赤ずきんちゃんみたい。」
「あかずきんちゃん?」
「水たまり、のぞいてごらん。」
「わあ、ほんとだー!」
「おうち、近い?」
「うん。」
「もうすぐ暗くなるから、いっしょに早く帰ろう。」
「うん。」
 ふたりはアキコを送りとどけ、彼女のお母さんに事情を伝えた。お母さんが、
「マントは洗って返すから待っててね。」
と言うので、ヒカルは
「そんなのいいですよ、そのままで。」
と断った。
「「おにいちゃんたち、ありがとう!」」
 アキコがマントを脱いで笑顔で差し出した。ふたりは顔を見合わせて、アキコたちに笑顔を向けた。
「「いえいえ。じゃあ。」」

 別れた後、ドア越しに
「ヒカルおにいちゃん、へんしんさせてくれて、ヒーローみたいだったんだよ!」
というアキコの声が聞こえてきて、ヒカルは顔を赤らめた。
「ヒーローだってさ。よかったじゃん。」
「べ、べつに。」
「ほんとさ、かっこよかったよ、ヒーロー。」
「ほらまたそうやってからかって。なんなの。」
「ちが、これは、ほんとにそう思ったんだって。ほんと。な?」
「そういうことにしとくよ。」

***

 しばらく続いた無言の時間を破ったのは、コウキだった。
「ヒカル、なんでこんなところにいたの。」
「コウキがうちに来たんだろ。お母さんに聞いた。コウキこそ、なんで来たの。」
「ヒカルに、これ。」
 コウキが差し出したのは、笹餅だった。
「なんで、これ。コウキも好きじゃん。」
「うん。だからおれの分も、さっきおばちゃんとこでおこづかいで買った。きのうのかさのお礼。」
「べつに、よかったのに。」
「うれしかったんだ。ヒカルとひさしぶりにいっしょにかえれたのも、かさも。かさ2本持ってるとかすげーって思った。さすがヒーローだな。これ、からかってねーよ?」
「わかったよ。予びで入れてただけ。本ぬらしたくないし。」
「やっぱりヒカルはヒーローだよ。おれ、あのシリーズよんで、ヒカルみたいだなーって思ったんだ。あのシリーズ読んだら、ヒカルのこともっとわかるかなって。」
「え?」
「ほいくえんのとき、おれ、むちゅうでおにごっこしてたら、すなだんご作ってるとこにとびこんじゃってさ。せっかくきれいにできたすなだんご、われちゃって、作ってた子がないちゃったんだ。ごめんってあやまってもなきつづけて、こまってさ。おぼえてない?」
「ああ。あったな。」
「そしたらヒカル、われないすなだんごの作り方しってる? って教えてて、その子めっちゃよろこんでて。ヒカルすげーって。」
「たまたま、親せきのおじさんが作り方教えてくれたのおぼえてて。」
「あっという間にその子むちゅうになってすなだんご作って、できた! って。めっちゃわらってた。こまったとき、ただなぐさめたり、先生よぶんじゃなくて、ヒカルはびっくりする方ほうでだれかをよろこばすんだよな。おれもさ、助かったし、かっけーって思った。」
「そんな風に思ってたんだ。」
「うん。でもさ、小学生になって、ぜんぜん遊ばなくなって、さびしかった。」
「ごめん。勉強むずかしくて。コウキは勉強も運動もできるじゃん。」
「おれ、ヒカルと遊びたかったから。かあさんがさ、宿題1つはしないと遊びに行っちゃだめっていうから。早く終わらせるためにがんばっただけ。なのに、ヒカルは遊ばないし。勉強はえらいけどさ。」
「べつに、できないからやってるだけだよ。」
「しかもさ、ヒカルはすげーのに、マントつけだしてから、やべーとかへんなやつとか、みんな言うから。おれ、くやしくて。ヒカルはかっけーのにさ。だから、マント外してほしかった。そしたらみんなそんなこと言わなくなるじゃん。」
「そんなの言わせとけばいいじゃん。」
「おれはやだった。」
「べつに、ぼくはいいのに。」
「でも、やっぱりヒカルはかっけーなって、さっき思った。赤いマント、つけてたからあの子をわらわせられたんだよなって。だから、ごめん。ヒカルのだいじなマント、悪く言って。」
「ううん。ぼく、コウキのことがわかんなくなったんだ。なかよかったのにさ、なんで意地悪言うんだろって。でも、コウキは、遊びたかったんだね。ぼくのこと、守ろうとしてくれてたんだね。」
「うん。」
「ぼくもごめん。勉強にひっしで、ヒーローになるためにがんばってたけど、そばにいたコウキのこと、ちゃんと見てなかった。話聞こうとしてなかった。ヒーロー、友だちしっかくだ。」
「ううん。いいんだ。ヒカル、おれのこと追いかけてくれたから。また、遊びたいな。ドッジじゃなくてもいいからさ。」
「ぼくも、コウキと遊びたい。ドッジはにがてだけど。」
「体育もキライだもんな。」
「にがてなだけ。がんばってるよ、じゅぎょうは。」
「遊ぶのはもっとたのしいよ。まあ、ガチだけど。」
「こわ。」
「でも、みんなわりーやつじゃねーからさ。ニガテなやつばっかねらわねーって。」
「じゃあ、気が向いたら。」
「うん! ヒカルがやりたいことも教えてよ。」
「ぼくは…」
「コウキ!」「ヒカル!」
 そのとき、ふたりのお母さんが息せき切って同時に呼んだ。
「「もう、心配したでしょ!」」
「「ごめんなさい。」」
 お母さんたちは、ふたりをそれぞれ抱き締めた。心臓がドキドキ鳴っているのを聞いて、申し訳なさとうれしさに包まれた。

「ヒカル、また明日。」
「コウキ、また明日。」
 ふたりは夕闇のグラデーションを背負い、互いに見えなくなるまで手を振り続けた。

🐼🟥🐼

 このキャラクターを生み出された親愛なるじぇぃさんの育休が明ける前になんとか書いてみたいと思っていたので、間に合ってよかった。
 じぇぃさんのキャラクターみんなが大好きで、登場する話もとっても素敵で、ずっと誰かで書きたいなと思っていた。この作品を書こうと思い立ったきっかけは、たにぽんさんの作品を読んだことだ。じぇぃさんのキャラクターとたにぽんさんの文章が溶け合って素敵な作品が生まれていた。とてもいいなあと思い、私もますます書いてみたくなった。

 誰かのキャラクターをお借りして書くのは初めてで、キャラクター像がご本人のイメージとずれていないか、このキャラクターのよさを生かしきれているのか、心配している。でも、自分だけではとても思いつかない話を書くことができ、楽しかった。
 小学生が登場する話は書いたことがあるが、小学生がメインの話を書くのは初めてで、身近に小学生もいないので、小学生のみなさんやお子さん、お孫さん、親戚の子どもさんがいらっしゃる方が違和感をお持ちにならないかも心配だ。口調も難しいが、学年配当漢字を調べるのが地味に大変だった。こんな言葉まだ知らないというのもありそう。絵本や児童文学作品を書いている方や、親御さん、小学校の先生はすごい。
 内容にまつわる話は、またいつか作品語りをする際に書きたいと思う。
 じぇぃさん、素敵な子たちを生み出してくださりありがとうございます!

サポートしてくださる方、ありがとうございます! いただいたサポートは大切に使わせていただき、私の糧といたします。