横山研太郎

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就活生にとって、時間をかけてIR資料を読みこむのには意味がない理由

就職活動に関する情報サイトやSNSを見ていると、「IR資料をしっかりと見て、まわりに差をつけよう」といった趣旨の情報をよく目にします。しかし、実際の選考の場でIR資料は本当に役に立つのでしょうか。 証券アナリストというIR資料を分析することも仕事で行っている私が、「IR資料に就職活動で使えそうな情報がどれぐらいあるか」という視点で見てみましたが、ほとんど必要ないと感じます。 もちろん、就職活動で役立てることができそうな内容もありますが、膨大なIR資料を読みこむのに貴重な時間

    • 公表されている会社の平均年収って信用できるの?

      就職活動や転職活動をするとき、「年収」が気になる人も少なくありません。 そんな人たち向けに、企業ごとの平均年収が、一覧やランキング形式でまとめられています。 しかし、この情報は信用してもよいのでしょうか? 実際に各企業が公表している情報などをもとに考えてみましょう。 ネット上の平均年収情報の元データはどこにある? 企業の平均年収情報は、大手企業であれば「有価証券報告書」を見ればわかります。実際、ネットやSNSでまとめられている情報にも、「各社の有価証券報告書を参考に作成」

      • Webテストの不正は、就活生が思う以上に明確に表れている

        就職活動での悩みのひとつが、「筆記試験」です。 最も多く使われているSPI以外にも、玉手箱やTAP・GABなど、さまざまな種類のテストがあり、就活生が対策すべきことのひとつとなっています。 今年(2020年)、コロナウイルス問題によって、多くの企業が会場やテストセンターで筆記試験が実施できなくなったことで、一躍注目を浴びたのがWebテストです。 そして、手っ取り早い対策として利用される「解答集」や「代行業者」もまた注目されているようです。 しかし、解答集や代行業者を使用し

        • 企業理念への共感よりも、理念達成に必要な能力を身につけるのが大切

          就職活動で、志望企業にアピールするために「経営理念や企業理念に共感していることをアピールする方法」が知られています。 「理念に共感している人は、会社のために貢献してくれるだろう」と感じてもらえるからというのが理由です。 しかし実は、企業理念はどこでも同じようなものです。ということは、どの会社でも考え方に大きな違いはなく、求められる人材のタイプも共通しているのではないでしょうか。 企業理念に自分を合わせに行くことのリスク企業理念に共感しているアピールのために、志望企業の理念

        就活生にとって、時間をかけてIR資料を読みこむのには意味がない理由

          横山研太郎の自己紹介

          はじめまして。横山研太郎です。 こちらのnoteでは、主に就職関連の情報提供をしていますが、私がどのような人間なのかを知ってもらうために、自己紹介をしておこうと思います。 簡単なプロフィール横山研太郎 1978年生まれ とにかく数字が大好きで、幼稚園の頃から、新聞の株価情報を見ていました。けれど、数字が好きなだけではなく、数字の背景にあることにも興味を持ちだし、記憶力のよさと相まって社会も大好きに。「算数とセットは理科でしょ?」という、一般的な枠に収めることができない、謎

          横山研太郎の自己紹介

          ガクチカの書き方を、一生使えるスキルとして理解しよう

          大学生のみなさんが、就職活動で最初に戸惑うことのひとつが、エントリーシートではないでしょうか? 「学生時代に力を入れたことは何ですか?(通称:ガクチカ)」 「あなたの自己PRをしてください」 などの項目が並び、何をどう書いていいのかと悩んでしまう人がたくさんいます。そんなみなさんに、ガクチカや自己PRの書き方をお伝えしたいと思います。 とは言っても、「ガクチカ 書き方」で検索すれば、いくらでも方法は出てきます。「ガクチカや自己PRは、このフォーマットに合わせて書けばそれ

          ガクチカの書き方を、一生使えるスキルとして理解しよう