【台湾ライフ】家探し事情

こんにちは。のんびりな週末です。


と、言いたいところなんですが、お天気もどんよりだし、同僚が引いていた重めの風邪が移りかけてるのか風邪のひきかけっぽいので大人しく家にいます。。

今日の空。ほんとどんよりw


先日、日本に住んでいる友人と家探しの時の話になったので、「そういえば日本とは全く違ってたなぁ」と思い書いてみようと思います。台湾に移住する際に、当然のことながら自分の住処を探すべく事前に台湾にやってきました。

台湾での家探しについて

私が仕事をしてるのは台北なので、家探しも勿論台北市内に。中国語が分からないので就職予定の会社(今所属してる会社)に紹介してもらって、日本人向けの仲介をしている不動産屋さんに条件を伝えて案内してもらいました。現地の方々は、日本で言うベッドタウンのような感じでお隣の新北市やちょっと離れてますが桃園市から通ってる方も多いです。

こちらは台湾の地図。台北市は新北市に囲まれてます。なお桃園空港があるのは桃園市で急行のMRTで30分程度、車で40分程度の位置です。(地図: https://goo.gl/images/i89YKE)

参考までに、台北の所得水準はだいたい東京の5〜6割程度。でも東京より狭い土地に建物がひしめきあってるので家賃は給与水準に比較すると決して安くはありません。山手線内、もしくはその周辺のあたりの人気エリアに住むような感覚かも。
タワーマンションも東京ほど高い建物はなくて10数階建てが主流。そのかわりにそれぐらいの高さのビルがひしめき合ってるので日当たりは全く期待できません。おまけに建物の造りの影響で窓も小さいし、日本だと考えられないけど窓がない部屋も結構あります。あと、ベランダが無いところも多いです。日本より日当たりを大切にする人が少ないのか、それとも住宅事情でそんなものだと諦めてるのかはちょっと分からず。

ネットでも日本と同じように検索できるので見てみたところ、広さの表記は「坪」表記なので、10坪と書かれてて「狭っ!」と思ってもよくよく考えると約33㎡だったりするので、ここはお間違えなく。私も都度都度計算しながら見てました。

台湾での家探しで気をつけるところ

あと、台湾独特だなぁ、にほんとの文化の差だなぁと思う点も色々あります。

・基本は家具付き
→台湾(台北)の賃貸は基本家具付きです。私の住んでいる家も、ベッド、ソファ、テーブル、クローゼット、テレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、湯沸しポットなどなど家具・家電は全部ついてます。なので、長年をかけて揃えた家具・家電はほぼ手放しました…(泣)。どうしてもこれだけは!とバルミューダのトースターやダイソンの掃除機など自分の生活レベルをあげてくれるはずのそんなに大きく無い家電は持ち込みましたが、お気に入りのソファや家具、もろもろ手放しました…正に断捨離。

・オートロック無いとこが多い
→オートロックがあるマンションは割と少ないです。ある程度のマンションになってくるとマンション入って入り口に常駐の警備員さん、もしくは受付、管理者の人がいて、来客者や配送業者を確認の上で通すからそれなりにセキュリティがしっかりしてます。管理者がいないときはマンションの入り口自体がオートロックになっていることがほとんど。ただし学生さんが一人暮らしをするような価格帯のところはオートロックが付いていないところがほとんどです。

・床はタイルが基本、フローリングの部屋があるところの方が少ない
→暑い時期が長いので、これはこれで良いのですが短いとはいえ冬に10度近くに下がる時には寒々しいです。。台湾は日本に比較して暖かいとはいえ、12月から3月あたりまで最低気温が10度近くまで下がることもあるので暖房器具がないと寒いと思います。*台湾の気温(http://www.ryoko.info/Temperature/taiwan/taiwan.htm)

・エアコンはエアコンではなくてクーラーのみが基本
→こちらも暑い時期が長い為だと思いますが、私が住んでいる家も、百貨店などのお店も、ホテルも、会社も基本的にはクーラーのみ。暖房器具は別途必要です。今のところほぼ出番はありませんが、暑がりの私でも既に数日間はヒーター使いました。一番寒い2月はきっと必要。なお、公共の場所は冬でも空気の入れ替えのためかクーラー効いてるので屋内でも寒いこともよくあります。気をつけないと風邪ひいちゃうよ。

・バスタブがないのが基本・バスルームはシャワー・トイレが一緒
→これは台湾に限ったことではないですが、日本みたいに湯船に浸かる文化があまりないので家にバスタブがないことが多いそうです。なので家探しの時には「バスタブ必須」という条件で探しました。なお、バスタブがあってもバスルームとトイレが別の物件はほぼ無いのでこれは諦めるしかありません。私も10数件の物件を実際に見ましたが、1件のみ、しかもバスルーム超狭かったというかシャワーのみでした。

・玄関のタタキがない
→日本では靴を脱いで生活するため玄関を入るとタタキか土間があり、一段上がって部屋になりますが、台湾では靴を脱いで生活をしているものの玄関のタタキはありません。ドアを開けて入るとすぐに部屋!という造りなので、自分でここまでは玄関と決めて土足OKエリアを作っています。だからなのか、部屋の狭い家だと家の外の共用エリアの通路に靴を置いている人もいたりして、他の家の人が通る邪魔になりちょっとした問題になることもあるのだとか。私の住んでいる家はそういう家は見たことありませんが、そもそも造り付けの下駄箱が無い場合も多いので自分で玄関エリアのアレンジは必要です。

・キッチンは必須では無い
→これもまた驚いたことの一つですが、少なくとも台北で生活をするにあたって基本が外食文化なのでキッチンが無い家もそれなりにあるのだそうです。あっても電子コンロ一個でお湯を沸かすのみであとは電子レンジと冷蔵庫が置いてあるだけ、とか。ミニキッチンはあるけど換気扇が弱くて油物は取り扱えないとか(実際にそう言う部屋も見ました)。料理を作ることを前提にしていない家も多いので、自分で料理を作る気が少しでもあるならキッチン必須とちう条件で探す必要があります。確かに近所に小さな夜市もあって、手軽にご飯を買って持ち帰れるお店も多くて、一人暮らしであれば無くても大丈夫かも。ただ私自身はやはりローカルフードだけだと無性に和食や日本の味付けのご飯を食べたくなるのでキッチンは必須で探しました。

・水回り事情
→なんとなくですが台北の賃貸物件は建物が古いものも多い気がします。そして下水の管が細い建物も多いからなのかトイレットペーパーを流せない建物もまだまだあります。公共の建物や駅は流せないところが多いですね。トイレに大きな箱が置いてあるところはまずトイレットペーパーを流せません。なので日本では考えられないですが、自分の家のトイレでトイレットペーパーを流せるかどうかの確認は必須です。


私が家を探す時にはめっちゃ条件をつけちゃったので、結果として一人暮らしなのにファミリータイプのところに住むことになっちゃったんですが(キッチンとかバスタブとか必須にしたし)、絶対譲れないことだけは決めた方が良いかもですね。人によってはウォシュレット必須!って言ってたけど、海外だと少ないです(笑)。この場合は自分で持ち込む!

因みに最初に私が全く状況が分からず日本からメールで不動産屋さんに連絡した条件は

・日当たり良い
・駅近
・バスタブあり
・バス・トイレ別
・フローリングあり
・二階以上
・オートロック

という割と日本では一般的な条件でしたが、状況を知って条件を大きく変えました。

・駅近
・バスタブあり
・キッチンあり
・トイレで水を流せる
・オートロックもしくは管理人がいる
・窓あり

日本だと当たり前のことを条件の中心にしました(笑)。
おかげさまで、今住んでいるところは日本が大好きなステキな方が大家さんの貸し出してた部屋だったので、設定した条件だけで無くフローリングの部屋があったり、一応タタキエリアがあったり、場所も日当たりがよくて最初の希望通りの場所に住んでます。が、その分お家賃はそれなりに(笑)。一人暮らしなので、駅近で安全さと慣れない初海外移住ということで暮らしやすさを最優先しました。それだけの余裕があるというのも本当に有難いことです。

こう書いてみると、色々違いがあるなぁ、と。
ただ台湾自体は人も優しいですし、治安も良いですし、街自体は綺麗ですし(日本ほどでは無いです)、食べ物も美味しいですし、食材も割と日本のものも手に入りますし、生活は慣れちゃえば問題ないかなぁ、と感じてます。
食べ物の話はまた今度。

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