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コーチングを受けてわかったこと

「6~7点くらいかな・・・」

今の自分に、点数を付けるとしたら何点ですか?
という講師の問いかけに、私は10点満点をつけられなかった。


ありがたいことに家事は夫に全部任せられる環境だ。掃除、洗濯、皿洗いは完璧。今までは料理は全然だったが、最近は毎朝、味噌汁を作ってくれるようになった。未就学児3人の朝の支度も保育園への送り迎えもしてくれる。育休中、私が毎日イライラしながらこなしていたことを夫は平気でやってのける。

私は、フルタイムだが今は仕事もそんなに忙しくない。子どもが小さいから2時間早く上がれる。有休をとって、ポジティブ心理学の講義動画を見たり、オンラインサロンに出たり、今回みたいにコーチングを受けてみたりしていた。


実は、この恵まれた環境がちょこっと罪悪感だった。

なんて、ゆるい生活。ぬるま湯にずっと浸かっているような気分。



「エネルギーは使わな過ぎても減っていくんですよ」

いつかの講義が、刺さる。

私、ぜんぜん頑張っていない。

私、ぜんぜん役に立てていない。

忙しくしている人たちへの負い目。

家庭も仕事も中途半端。



ぬるま湯は淀んでいた。


海辺でいえば、岩場の海水がたまったところがぬるくなって藻が生えてぷくぷく泡が浮いているみたいに、水の流れが止まっているように感じた。


罪悪感。


「どうしたら10点になれるんだろう?」

問いかけはシンプルだった。

コーチングってすごく間がある。私の言葉が出てくるまで、出てくるまで待ってくれていた。


家のことを全然やってないこと、自分の学びのために仕事を休むことに罪悪感を感じていた、とわかった。

じゃあ・・・と、また自問自答する。

できていないことができるようになれば、10点になれるのか?

仕事も休まずにもっともっと頑張って、家事も夫がしてくれる分まで自分がやって・・・?

って解決策? 

それじゃ、疲れる。そこに笑顔は、ない。

そうじゃないと、思う。そこは、わかる。

じゃあ、10点になるには、何をしたらいいんだろう?

難しい・・・。


時間がかかって出てきた言葉は、


自分を認めること。

完璧ではない自分を認めること。


もっともっと頑張る・・・淀んだ水に荒波をかぶることで自分を鼓舞してもっと頑張れるような気がしていたのだけれど、それは違った。


潮はいずれ満ちる。

6~7点の今の自分が、10点満点の自分に出会うために必要なのは、淀んだぬるい水の中に、小さくて綺麗な魚が泳いでいたり、カニが顔出したり、ヤドカリが歩いていたりするのを、見つけること。

岩場の水たまりに穏やかな波が入って水面がきらめく一瞬を大事にすること。その瞬間に感謝すること。

いつかの夏休みに、子どもと遊んだ海を思い出した。


いま、すでに10点満点。

そう思える気の持ちよう。


コーチの声は、安心感があって海に包まれているような感覚だった。



荒波に揉まれる覚悟もない。淀んだぬるい水なんて、嫌だ!

そんな不満ばっかり言ってないで、もう少しよく足元を見てみよう。


「これでいいんだよ」

母なる海に包まれているような感じ。

自分で許可を出せなかったら、海みたいな大きなものに抱かれているような想像をしてみようかな。


自分で、自分の肩をさすってみて。

ギュッとしてみる。

講師の声に従ってみる。かなりの安心感。


ぬるま湯じゃなくて、適温。

ゆるい生活、じゃなくて穏やかな生活。


いつか、荒波に向かっていく日が来るかもしれない小さい生物たちの、ここは安全地帯。

モノは考えよう。


まずは、そんな安全地帯を作ってくれている夫に、素直に感謝を伝えよう。


『いま、ここ』を認めたら、自分が一歩踏み出して波を起こせるのかもしれない。


そんな気付きがあったコーチング体験でした!


感謝!

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