48日目!ついにマレーシアのロックダウンの緩和が発表されました。

ご無沙汰しています!

3月20日に更新したのを最後に、全く書けておりませんでした(汗)

その間、気付けばフォロワーが400人も増えていて、、、

何が起こったのでしょうか????

とにかく、ありがとうございます‼️

これが、その3/20の投稿。
3/18にマレーシアは全土封鎖(以下ロックダウン)に突入したばかりだったので、その直後のまだちょっと余裕な感じの文章です、、、。

この投稿の中で、活動制限令の2週間の間にいくつ投稿できるかな?

なんて、呑気に言ってますが、、、

その後全く更新できず!!(恥)

しかも、2週間どころか、その後に2度もマレーシア政府から2週間ずつの延長が発表され、、、じわじわと規制が厳しくなり、、、

今日で48日目。


その後、開始時点では全く想像もしていなかった状況になり、人生で初めて家から一歩も出られない生活を送る羽目になりました。

当時は、毎日近所の散歩やテニス、それからご近所さんの家にお裾分けを持って行ったりと、あまり不便を感じずに若干の自由を満喫出来ていましたが、、、

次第にマレーシアの状況は逼迫してきて、4月中旬には毎日楽しみにしていたテニスコートも閉鎖、コンド内を歩くことすら禁止になり、家から一歩出れば警察車両が検問をしている、警告を無視してジョギングしていた日本人が本当に捕まる、、、そんな世紀末の様相を呈する厳戒態勢となりました(滝汗)

我が家も全く外出することなく(家から2分のスーパーに10日に一回の食料品の買い出しのみ)1日中、家族だけで家の中で過ごすことになりました。

この非現実的な日常を、私たちは<宇宙旅行>と呼び、家は<宇宙ステーション>、完全装備で<宇宙遊泳>(注: スーパーマーケット)に旅立つ母の無事を祈り、息子は毎回ジョークで敬礼をして送り出してくれました(笑)

夫は、この期間、一歩も家から出ませんでした。わたしが宇宙遊泳の担当。夫が宇宙ステーションを守るキャプテン。万が一わたしに何かが起きても彼が息子を守ってくれる。そういう思いでこの厳戒態勢の期間を過ごしていました。

この期間中、実は私が発熱してしまったこともあり(検査をしていないのでCovid19の陽性かどうかは未だにわかりません)家庭内で自主隔離をしたこともありました。幸いゲストルームが空いていたので、なんとかなりましたが、同じ生活空間を共有する家族に会えないのは本当に辛い経験でした。

あ、ご心配なく!幸い悪化することなく1週間程度で全快しましたし、その後もほぼ全く家から出ていません。

ロックダウンが始まった頃は、書きたいテーマなども考えていて(マレーシアのCovid19対策、ヴィーガン生活についてnoteマガジン「Before Too Late」の更新、、、etc etc)書く気満々だったのですが、、、

ところが、家に常に誰かがいる。というか、何故かさっき食べたはずなのにまたお腹がすく育ち盛りの子が家にいる。

そういう環境で、物を書く、というか、脳内の余裕が必要になる全てのことが、一切出来なくなりました、、、。

大変お恥ずかしい話ですが、わたしは一つのことに熱中し始めると、他のことが全く手に付かなくなる、という非常に不器用な気質を持っています。

仕事の時は常に外出し、家に帰るとスイッチを入れ替える、家では仕事を一切しない、という生活を長いこと送って来ました。

ちょっとカミングアウトをすると、HSS型HSP(ハイパーセンシティブセンセイションシーキングパーソンの略)と言われる気質をわたしは持っています。(この件は、長くなりそうなのでまた後日。要するに一般の人が気にならないことや、他人の感情などに異常に反応してしまう人。人口の6パーセントいるそうです。特徴は、HSPの繊細さを持ちながら、外交的で新しいことに興味が次々と湧いて飽きっぽいという気質を持っています。)

この方のnoteが、詳しくHSS型HSPについて解説されていて、わたしが一番しっくり来たので、気になる方のためにシェアします。(勝手にシェアしてすみません!)


では、ロックダウン中、一体何をしていたの?と。

1日3食作り、洗い物をして、洗濯して畳み、片付ける。


書くと、たったこれだけなのですが、これにわたしはかなりの時間を費やしてました(汗)

それから、夫が在宅でも仕事で忙しい時は、休校となり在宅でオンライン授業を受ける息子のサポート(という名の修行)、世界のコロナ情勢も気になるのでついついニュースを追ってしまう、、、。

そして、家にいるだけなのに疲れ果てて、たまに昼寝。

我が家は子供が一人(小学校3年生の年齢)だし、ロックダウンの本当に楽な方だったと思います。なのに、これ(汗)

これを読んでくださっている皆さんは、自粛要請の中ステイホームで、当たり前に家事も育児もして、在宅の仕事もしながら両立させているのだと思いますが、、、

普段の私たち夫婦は、週3回家事をしてくれる人を雇っていたのです。夫婦お互いが仕事に集中でき、家事を外注出来るマレーシアの暮らしが、私たちのライフスタイルに合うという思いから、10年もここに住んでいるのですが、、、結局今回のロックダウンで、その方が来れなくなってしまい、今までやってこなかった不慣れな家事をすることは、私にとってそれは修行のようなものでした(笑)

不器用なのにも関わらず、ある程度の結果を求めてしまうややこしい気質が起因していたようです。冷蔵庫の中にあるものでクリエイティブに適当にちゃっちゃとご飯を作るという芸当は、たぶんいくら修行を積んでもその気質から出来ない性分のようです。(だから自分を知る努力が必要なのですが。)

夫婦でヴィーガン生活を送ってると言っても、若干食事内容が違ったり(夫のは厳し目で油も塩分もほぼ全くと言っていいほど取りません。わたしは油は取るし卵も時々は食べます。)今まで同じ食生活を送るなおかつ偏食の息子、毎日3食x3人分のメニューを考えるのは、なかなか大変でした!

でも、この修行期間を経て、なんだかわたし家事が好きになって来たようです!(笑)

ロックダウンを通して否応無く自分と向き合い、自分の本音を知れたということが、苦手を克服する一番の特効薬だったように思います。

今は、ある程度自分の気質を理解しようと試み、それに合わせて使いやすく進化したキッチンで、毎日ある程度の時間を過ごすことが出来るようになり、料理が全く苦にならなくなって来ました。(注: 手の込んだ料理が出来るようになったという意味ではない。簡単なものが当たり前に作れるようになっただけです。笑)


美味しいと思ったヴィーガン料理のレシピをnoteマガジンにアップデートする、という構想も、今は頓挫状態ですが、もうしばらく待っててくださいね〜〜〜。夫もお墨付きの皆さんにご紹介したい簡単美味しいヴィーガンメニューもこの期間に研究できたので。

実はベジタリアンに興味のあるお友達からかなりの数リクエストも頂いてます。(笑)

皆さんも、このCovid19のロックダウン生活で、たくさんの気づきがあったと思います。

なかなか言葉にならない思いもあったりするのですが、少しずつ頭を整理して、言葉にして紡いでいけたらいいな、と思っています。考えているだけで伝承出来ないのは本当に勿体無い、と思うから。

こんな経験をすることは、人生後にも先にももう二度とない(ことを祈る!)と思うので、今の思いを残しておきたい。喉元過ぎれば熱さを忘れるのが、私たち人間の性なので、忘れてしまう前に書き残しておかなければ。


さて、今日こうして復活し、また文章を書き始めているのには、理由があります。

先週金曜日、マレーシアの首相発表で、MCO(Movement Control Orderの略で、マレーシアではロックダウンをこう呼びます。)の緩和策、CMCO(Conditional Movement Control Order)に移行になりました。条件付きロックダウンとでも訳せばいいかな。

条件付きとは、一部のサービスを除くビジネスは再開。外出禁止も緩和され10人以下のスポーツは許可。州をまたぐ移動や学校の再開はまだ先になりそうですが、少しは窮屈さが取り除かれるようです。

そして、これに伴い、我が家もある決断をすることに。

我が家の家事を担当してくれる通いのフィリピン人メイドさんに、50日ぶりに戻って来てもらうことにしたのです!!!!(喜)

もうかれこれ6年の付き合いになるこのおばちゃん。まるで家族のような存在で、、、わたしは会いたくて会いたくて仕方なかったです。(涙)

これまでお世話になって来た感謝の思いもあり、来れなくなった間もずっとフルでお給料を払い続けました。ロックダウンの影響をもろに受ける個人事業主の夫婦なので、この先の見えない情勢で、少しでも出費も抑えたいところですが、やっぱり我が家には彼女の存在が必要だなぁ〜!と今日、再確認できたのでした。

その証拠に、彼女が戻って来てくれてすぐに、私にnote書きたいスイッチが入る、、、自分でもびっくりでした(笑)

今日は嬉しいご報告となりました。マレーシア国内では、このCMCOへの移行に懐疑的な人も多く、発表から24時間以内に撤回を求める署名が13万も集まるなど、今後も動向から目が離せません。

わたしたちも、しばらくはこれまで通り家で大人しくしておくつもりです。

ただ、私の掃除が行き渡らず埃っぽかった我が家が、メイドさんの復帰のおかげでスッキリすることで、おうち生活が快適になるのは間違いありません。(笑)

ポツリポツリと在宅のお仕事も入り始め、我が家の経済活動もCMCOと同時に動き始めるといいのですが…(切実)

では、また書きたいと思いますので、今後も訪れていただけますとうれしいです!


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