見出し画像

何をしているか、よりも大切な「わたしらしさ」

今日は元greenz.jp編集長の兼松佳宏さんの「beの肩書きを考えるワークショップ」に参加しました。


・・・beの肩書きとは

do(していること)ではなくbe(ありたいこと)についての肩書きを持つことで、「自分らしさ」を言葉にしていく手法「beの肩書き」

つまり職業として何をしているかではなく、自分の好きなモノ・コトからにじみ出てくるような肩書きは何かな? と探してみようという内容。

ちなみにこのワークショップ考案者である兼松佳宏さんのbeの肩書きは「フリーランスの勉強家」とのこと。

今、色んな事を勉強中です! とも、これまで色んな事を勉強してきました! ともとれるすごくいいbeの肩書きだなぁ。いいなぁ。



私は人見知りなのと、人見知りをさとられまいと頑張り過ぎちゃうのでワークショップや交流会には基本、参加しません。

ただ昨年末に体調不良からすべての仕事を手放し、0からさぁこの春何を始めようかな? と考えていた私にとって、今までの職業やスキルセットからいったん離れて私らしく生きていくヒントがあればいいなぁ…と期待をいだき、一念発起で参加を決めたのです。


beの肩書きワークショップ

参加者はまず3人1組のグループに分けられます。まずは今の「自分の職業や身分」を紹介し合いました。私は編集者と名乗り、他の2人は春から教壇に立つ予定の大学生と、パートタイムでデザイナーとして働いているママさんでした。

その3人と

・今まで自分が好きだったこと
・時間を忘れてしまうのは何をしている時か
・そして幸せを感じる瞬間など

「聞き合い」を重ねていきます。そしてひと通り対話タイムが終わると、話し手以外の2人から「私からするとあなたは〇〇のような人です」というbeの肩書きが贈られるのです。


ちなみに私は

斬新なアイディアがポンポン出てくるはじけて嬉しいポップコーンのような人
アイディアで突破口を切り開く映画監督のような人

というbeの肩書きを受け取りました。



他人から見たかっこよさよりも、自分がしっくりと感じるものは何?

自分の「あり方」について考える時、ついつい何をして食べていくかにばかり気を取られてしまいませんか。

私の場合だと、その食べていくための職業が「耳障りのいいモノ」「友達が一目置いてくれるモノ」は何か? ばかり考えていました。つまり自分がやりたいかどうかよりも、「周りから見てイケているかどうか」をいつも念頭において自分のあり方を決めてきたような気がします。



そんなカッコつけな私がもらった肩書きが「ポップコーンのような人」でした。聞いた瞬間、あぁすっごくいいなぁと思いました。全然イケてないけど、スポッと自分にはまった気がしたんです。


実は…

私の頭の中は、常に新しいアイディアやひらめきで溢れているんです。

学生時代は好き勝手言っていれば良かったので問題ありませんでした。だけど働き出すと、思いつきだけで意見を言うと会議室にいる人みんなが眉をしかめます。

「こいつ、何言ってんだ?」って。

私のアイディアはいつも採算度外視で、まるパクリだと言われるし(個人的にはオリジナリティーのあるオマージュなんですけどね!)学生じゃないんだからと小言を言われることも少なくありませんでした。

またある時は「はっはっは! ウケる! それ良いね!」と会議室で私があまりにも現実味のないアイディアを言うので、ジョークとしか取ってもらえないこともありました。


そんなこんなを経て、自称アイディアマシーンだった私は、会社の中での処世術を少しずつ身につけていきました。でもその結果、会議室の空気感を読み、プロジェクトの予算感を推測し、おじさんクライアントが好きそうなアレコレを置きにいくことしかできなくなっていました。もともと斜め上から発想力でぶっ刺すのが私だったのにね。

だからこそ今日のワークショップでもらった「beの肩書き」は、これから先どうしようかと立ち止まっていた私にとって、うっすら光る灯台のような言葉だったのです。自分らしさって何? という難問をもう一度考えてみる、良いヒントをもらえました。

斬新なアイディアがポンポン出てくるはじけて嬉しいポップコーンのような人

よしっ。もう一度ポップコーンのように弾けてしまうことを前提に、ポンポン好きなことを言っていこう。


アイディアで突破口を切り開く映画監督のような人

問題を塞いでいる何かを、こじ開ける突破口にまずはなってみよう。穴さえ開けば、後は誰かが整えて通れるようにしてくれるだろう。私はまずキツツキみたいに穴を開けるだけに徹するぜ!


脳内:DoからBeへ
(ぐるぐる…アップロード中…処理中…ワクワク…




私はこんなことをやってる人なんです。

じゃない

私はこんな人なんです。


みんなが自分のことを「らしさを表すbe」で語れる世の中に、もっともっと変わっていけばいいな。

誰しも自分の今後を考える時「何をすればいいのか?」という問いを持ってしまいがち。

だけど今日改めて「自分らしさ」を他者視点で言葉にしてもらったことで、私が「らしく」いられる場所や仕事は何かな? もしくは自分で作っていけないかな? と考えるきっかけとなりました。


うん。

これからは東洋子改め、ポップヨウコーンと名乗っていこうかしら?どうですか?イケていますか?(照)


ワークショップの内容が気になる方は ▼ で購入してください。本があれば一人でもワークショップができます。

もしくは一緒にbeの肩書き探しをやってみませんか? 1人よりも2人、2人よりも3人でやると何よりも楽しい気がします。


Twitterでも偏愛と思いつきをつぶやいています。


読んでくださって本当に嬉しいです! いただいたサポートにいつも励まされています。