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Instagram乗っ取られました②

こんにちは。
1週間ぶりのご無沙汰です。
そんな訳で前回のお話の続きになります。
前回は私の超絶激ゆるセキュリティを最も容易くすり抜けた乗っ取り犯が
見事に私のインスタグラムを乗っ取ったところまでお話しさせて頂きました(笑)

§戦いはここから

乗っ取られた私のインスタグラムはこんな感じになります。

赤丸で囲んだアカウント部分、本来は
「yokokuraudon」
屋号をローマ字表記にしたものだったんですが、乗っ取られた後は「__yokokuraudon__」
ローマ字の屋号の前後にアンダーバーがくっついたものになっておりました。
既存のフォロワーさんが目にしてもあまり違和感を感じないような変更の仕方で乗っ取りが進められるようなプログラムがされているんだと思います。


これが本来のアカウントで前後にアンダーバーは入っておりません。

一度乗っ取られてしまうと強制的にログアウトさせられます。
そして、ログインしようとすると・・・。

「ユーザーネームが正しくありません」
「パスワードが間違っています。ご確認ください。」

何度やってもこのようなメッセージが表示されてしまいます。
2度、3度と繰り返してもダメになってくると、
「やばい、やばい。」
と気持ちがだんだん焦ってくるのですが、
それが、5回、10回とダメになってくると、
「もうダメだ・・・。」
気持ちが諦めの方に傾いてきます。
事実、私も半ば諦めかけていて、頭の中では
「このアカウントをどうやって取り返そう?」
ということよりも次のようなことを考えていました。

「このままこのインスタグラム無くなって困ることってあるかな?」
「お店の告知や案内をするならXも同じぐらいのフォロワー数いるから困らないかな?」
「寧ろ、明日からインスタグラムの発信しなくていいなら少し楽になるかな?」
「インスタの発信は止めないにしても、今までインスタで発信してきたアーカイブ記録は自分のフォルダに残してあるから、またそれを使って発信していけばいいか?」

とまあ、どちらかと言うと、現在のアカウントがなくなっても特に不都合を感じないから失くなってもいいかな?の方向に考えはまとまりつつありました。

§SNSで自分が手に入れたものってなんだ?

ここで少し話は脇道に逸れるのですが、実は今回のインスタグラムの乗っ取りの件で自分なりに今後も大事に覚えておきたい大きな気づきが一つありました。

私がインスタグラムの投稿に力を入れ始めたのは2021年の5月。
今からちょうど3年前です。
その頃本業のうどん屋は経済的にかなり厳しく、将来に対する見通しはほとんど経っておらず、日々の支払いのやりくりに毎日頭を抱えている有様でした。

かといって、インスタグラムを始めたきっかけは売上アップや客数アップを狙ってのことではないのです。きっかけは普段からお付き合いあのある業者さんから
「1ヶ月だけ一緒にインスタグラムやってみませんか?」
そんな軽いお誘いに
「お店も暇だし、面白そうだからやろうかな?」
そんなノリで投稿を始めたのです。

それから1年間は毎日投稿を続け、その後の2年間も最初の一年ほどの情熱を持って続けている訳ではありませんが、日課にしているとレベルでほぼ、毎日の投稿を続けられています。そうして現在、ありがたいことに2500名ほどのフォロワーさんがいてくださり、お店の状況も3年前に比べると随分と改善されました。

これはインスタグラムへの3年間の投稿の結果として今の店舗の状況があるのは間違いのないところですので、周囲から見ると、私にとってSNSやインスタグラムは無くてはならない「必須アイテム」のように思われるかもしれません。

ただ、その解釈の仕方は半分正しいと言った方が正確かもしれません。今までの積み重ねがあったことが2021年から2024年までのお店の状況を改善させるために大きな役割を果たしたことには違いがありませんが、これからの状況を作り出していくための取り組みはまた、今日から始めた事によって生み出されると思うからです。

つまり、仮にインスタグラムが乗っ取られて今までの投稿を全て失ったとしても、私の失うものは言ってしまえば

「過去の投稿だけ」です。

別に投稿によって知り合えたお客様や同業、異業種を問わない仲間たちを失う訳でもありません。
それに「過去の投稿」を失ったとしてもインスタグラムへの投稿それ自体はまた今日から続けることができます。

そして、ここからが今回の乗っ取りによって気付かされた重要なことなのですが、
「3年間インスタグラムを続ければ状況を変えることができる」
この事実を私は経験として自分の中に財産として獲得している、と言うことです。

もちろん、私がSNSを利用する上において、ある程度お店の集客に効果があったのは人との出会いやそれ以外の運の要素が大きかったと思いますし、3年という時間が早いのか、遅いのか、といった部分でもいつもそうとも限りません。

そうは言ってもこの経験によって得たある種の確信は、今後もし仮にインスタグラムの乗っ取り以上のトラブルが発生して、現状の経営状態が突然に悪化したとしても、それを乗り越えるための大きな武器になるだろうと思っています。

ミクロの目線で捉えるとSNSによって得られるモノは「集客」や「売上」であり、それを生み出すための「投稿」だと言えるかもしれません。
しかし、もう少しだけマクロの目線で捉えるとインスタグラムを継続する事によって私はSNSと言う手段にとどまらず、どんな手段やシュチュエーションでも活用できるような「考え方」や「モノの見方」や「在り方」を獲得できたのだと言えるのだと思います。

そして実はこうした個人的な経験こそが何よりも人生においても仕事においても重要な資産になっていきます。言うまでもなく、個人の経験は決して他人に奪われることはありませんし、コピーすることもできません。だからこそ価値があるとも言えます。

§個人の経験は乗っ取れない

余談が長くなりましたが、根本の問題として、万が一インスタグラムやSNSのアカウントが乗っ取られたら、何が困るのか?と言うことを個々人で考えてみるのがいいと思います。

もちろん、自分の大事にしてきたものを他人に奪われると言う「乗っ取り」は許しがたい行為である事には間違いありません。SNSとの関わり方は人によって様々ですから、その重要性も人によって天と地ほどの差があって当然だと思います。

だからこそ、そのSNSのよって自分のやりたいことはなんなのか?それによって得られたものはなんなのか?と言うことをきちんと自分の中で整理して理解しておくことは重要なのではないかと思います。

そうした理解を予めしておくことで、必要以上に不安になったり、些細なことを恐るあまり、大切なものを無くしてしまったりすることを防げるかもしれません。

とは言え、できる限りのセキュリティを高めた上でのお話ですので、くれぐれもきちんとしたセキュリティ体制は整えておきましょう。







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