【採用担当者向け】今すぐ使える!オンラインでの話し方 vol.4

仕事柄、企業の方とお話する機会があり、質問を受けることがあるのでオンライン採用での話し方、特に、動画撮影などカメラの前で話す時のポイントについてお伝えしています。

ポイント:「こんにちは。」「ありがとうございます。」を読んではいけない

20年間、人前で話すことを生業としていますので、お話をされる方の冒頭の挨拶を聞けば、その後どんな風にお話されていくのかがわかってしまいます。原稿を読んでいるのか、相手に伝えようとしているのかの違いが出てくるのです。
「皆さん、こんにちは。」や、「~をご覧くださり、ありがとうございます。」という言葉を原稿に書いていると、挨拶をつい読んでしまっている方もいらっしゃいます。読んでいるのか伝えているのかの違いは、実際に聞いてみるとよくわかると思います。説明が難しいですが、読んでいる場合は、原稿の一部として、さらさらと、間をあけずに、すぐ次の文へ続く読み方になっています。

私が新卒での入社後、はじめてニュースをお伝えしたのは1年目の6月、まさにこの時期でした。ニュースの時間は2分間。この2分のために、できるだけの準備を行いました。原稿を何度も何度も練習し、ベテランのアナウンサーなら2分で読める原稿が時間内に収まらないため、文章を短くしてもらい、さらに「こんにちは。ニュースをお伝えします。」まで原稿に書き込んでいました。ドキドキしたニュースデビューは、練習した甲斐もあり無事に2分以内に読み終えました。新人が通る初めての道、伝わったかどうかはさておき、とりあえず事なきを得ました。しかし、何日か経験を積んだのち、先輩から「次は、挨拶を読むのではなく、伝えるように意識をしてみて。」と言われました。放送を録画したニュースを見てみると、冒頭の挨拶を意識するだけで、印象が随分変わったことを覚えています。
最初の印象は大切です。「冒頭の挨拶を読まない」ように心掛けてみてくださいね。

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