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内申点制度はくだらない

私の出身地である神奈川県では、中学校で内申点という成績評価がつけられる。

この制度は、極めてくだらない制度である。


内申点は、各科目の担当教員がつけるものである。

本来、定期テストの点数に基づいて、評価を決定するのだが、悪い教員は、恣意的な評価をつけてくる。

私が実際に目にした例では、理科のテストで90点取った生徒の内申点が5段階中3であった。

関心・意欲・態度という数値的に表しにくい項目があるにせよ、3がつくというのは、考えにくい。


また、社会においては、90点を取った生徒と、65点の生徒が5という同じ評価であった。

これも先程の例と同じく、関心・意欲・態度だけでは覆すことのできない差である。


さらに、神奈川県では、公立高校の入試制度で、必ず内申点を用いる。

昔は、前期試験と後期試験があり、後期試験では内申点を使わなかった。

しかし、現在では、試験が1つにまとめられ、試験・面接・内申点の全てで合否が判断される。

神奈川県の私立高校は、東京都や大阪府ほどの補助がないので、高い学費を払うことになる。

つまり、内申点を使わずに学費の安い公立高校に行くのは厳しいのである。


その上、教師の好き嫌いなどで内申点がつけられるので、良い内申点を得るためには、先生に媚びを売らないといけない。

これが日本の中学校で行われているのは、甚だ遺憾である。

高校入試で人生の全てが決まるわけではないが、志望校を目指して頑張っている子は沢山いる。

勉強ができればそれで良いというわけではないが、少なくとも公正公平な基準の下で成績がつけられるべきである。

中学生の時から、目上の人に気に入られようと行動したり、顔色を窺うのは、今の時代にそぐわないのではないだろうか?

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