「行きたい気分じゃない」って言いたかった。
連休明け。
久々の小学校登校。
「学校、行きたい気分じゃない」
と次女。
そりゃそうよね。
正直、私も会社に行きたい気分ではない。
同じ気持ちだよーと伝えてみたのだが
気分は変わらないらしく、泣き始めた。
…
正直、行かなくてもいいんじゃないかと思ったので、強引に「行こうよ」とは言えず。
たかが小学校。
別に一日休んだからって、何の支障もない。
支障があるのは、おそらく仕事がある私と夫だけ。
結局私が学校まで行き、
「ムリだったり具合悪かったら、先生に言ってね」
とよく分からないことを言って、なんとか校舎に入ってもらった。
(結局行かせるんかい)
…
学校って、何なんだろう。
連休中、なんでもやってみる母さんがおすすめしていた本を読んでみた。
日本からマレーシアに移住した著者の話。
マレーシアでは、学校を転校するのはめずらしいことではないらしい。
「ハッピーじゃないから」
という理由で転校するケースも多く、それに対して周りは「いいね!」と肯定的らしい。
いいなあ、そんな環境。
まあ今回の場合は、
「行きたい気分じゃない」
と言っただけで、転校云々の話とは違うのだけど。
でもせめて、
「行きたい気分じゃない」
と、子どもが素直に言える環境でありたいなと。
…
私自身、中学校に行きたくなかった。
仲の良い友だちもいないし、とにかくつまらなさったから。
でも、
「行きたくない」
と言ったら母親に怒られると思い、我慢しながら通って結局皆勤賞。
どんだけ真面目なんだろうか。
ね、そんなヤツもいるんですよ。
もしかしたら、実際にそれを口にしてみたら
「そうなんだね、行かなくていいよ」
と言われたのかもしれない。
それは分からない。
でも、少なくとも
「行きたくないんだよね」
とポロッと言えない環境というか、関係性だった。
いや、こう書くと母が悪いみたいだな。
うーん、私の性格もあるのかもしれないな。
…
だから、次女が
「行きたい気分じゃない」
と言っていて、正直ちょっとホッとした。
「よかった、言ってくれるんだ」と。
…
たまたま行きたい気分じゃなかったのかもしれないし、
これからも、そんな気分になるのかもしれない。
でも、せめて
「そうだよね、行きたくないよね」
と寄り添いたいし、否定はしたくないなと。
先ほどの本にも、
著者は日本からマレーシアに移住したことで、「寛容さ」を持てた、と書いてあった。
寛容であること、大事だよねぇ。
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