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「誰一人取り残さない」を実行している人。

ゴールデンボンバーの鬼龍院さんの本。

「女々しくて」を歌ってる人たち、程度の認識しかなかったのですが…

あんぱんださんの記事で紹介されていて、気になって読んでみました。

この本は、鬼龍院さんがステージに立つにあたって「音楽以外にやった方がいいこと」が書かれています。

たとえば、こんなこと。

・一番後ろの列のお客さんにもわかるようにパフォーマンスをする
・演奏する前にどんな曲か説明する
・誰一人疎外感を与えない

本の概要欄より

文字で読むと、一見取り立てて珍しいことではないような気がしますが、これって結構難しいのかもと。

説明なしに曲が始まるライブって結構ある気がする。
そこにいる人全員がファンとは限らない。
知らない人からしたら、「ポカーン」ですよね。

特に
誰一人疎外感を与えない」と意識してるのはすごいなと。
「誰一人取り残さない」って、SDGsの目標としても掲げられていますよね。

この本読んでいて
「この人実行してるじゃん!!」と思ったのです。

疎外感を与えない為に、
ステージのサイド席や後方にも必ず行って、死角を確認する。
内輪ネタは避ける。
などなど、鬼龍院さんが心がけていることが数多く紹介されています。

これ、ステージに立たない人でもすごく学びがある本かと。
実生活でも取り入れたいなーと思うことが、いくつかありました。
そして難しい表現などは一切なく、とにかく読みやすい。

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この本を読んでいて、まさに「疎外感」を感じたエピソードを思い出しました。

以前、友だちの結婚式の二次会に行った時のこと。

その会場、中央に太い柱があったんです。
会場では大きいスクリーンに新郎新婦の映像やらが写っていたようですが、私とその周りの人たちは見事に死角でほぼ見えず。

映像は数分だったものの…
スクリーン前方から笑い声やらが聞こえるのですが、画面がほぼ見えない人にとっては
「疎外感」以外の何物でもないんですよね。

なにで盛り上がっているのか分からない。
これって悲しい。

その会に参加してから、もし自分が結婚式など催しをする際は
「極力死角がないようにしたい」
と強く思ったのを覚えています。

実際、結婚式の二次会の会場を下見に行ったときも
「会場に死角となるものがないか」
「スクリーンが設置できる位置はどこか」
「スクリーンの大きさ」
などを基準に決めました。

もし友だちの二次会に参加しなかったら、その視点には気がつけなかったはず。
なので、結果的には感謝しています。

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で、この本。

鬼龍院さんの心がけが本当に素晴らしくて、なんだか好きになりそう。
ゴールデンボンバーのライブって楽しそうだなぁ。あったかい空間なんだろうなぁ。

と思いながら、読み進めていると…

鬼龍院さん、思ったことができずモヤモヤしているときに、思い出す歌の歌詞があると。
(表現あいまいですが、確かそんなニュアンス)

その歌とは、イエローモンキーのパール。

「何も答えが出てないぢゃないか」(歌詞ママ) という歌詞が好きだと言うのです。




なんだよ、いい本書く上に吉井さんの歌詞が好きだなんて…




惚れてまうやろーーーー。

〈あとがき〉
いい本でした。「下から目線」を基本にしてるというのも、すごく良いなと。この方に限らずですが、成功してる人ってみんな謙虚だよなーと改めて感じました。
今日もありがとうございました。

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