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出が悪い、ボールペンの思い出ぃ。

娘の体調が良くなかったので、小児科へ。

かかりつけの小児科が休みだった為、いつもと違う小児科へ行くことに。

「こちらに記入お願いします」

渡された問診票、結構細かい記載が求められている。
過去の予防接種履歴を全部書けと?

マイナンバーカードで履歴表示されるようにしてくれよ…と思いつつ、
「診察に必要なものなら仕方ない」と書き始める。

うん。
ボールペンの出が悪い。
すこぶる悪い。
書き味を10段階(10が最高)で評価すると、2。

かと言って、書けないわけではない。

受付の方は忙しそうで「ボールペンの出が悪いんですが…」とは言えない。
この日ほど、自分のボールペンを持参しなかったことを悔やんだ日はない。

結局、自分の気力とボールペンを奮い立たせて、なんとか書ききった。

その時、以前遭遇したスーパーで
「お客様アンケート」が貼り出されていたことを思い出した。

10年以上前の話だが、
スーパーに「お客様アンケート用紙」があり、店に対する意見や要望などを書いて箱に入れる、というコーナーがあった。

スーパー側で確認し、回答が添えられたものが掲示されている。

それをボーッと見ていたところ、目を引くアンケートがあった。

「この、備え付けのボールペンのインクが出ません」

店の回答は、お詫びをした上で「定期的にインクの確認作業をする」といったようなものだった。

本来加える必要がないであろう力を込めて書いた文字。
それは、何とも言えない絶妙な空気を醸し出していて、思わず笑ってしまった。

きっと他に伝えたいことがあって、手に取ったであろうアンケート用紙とボールペン。



ボールペンの出が良ければ、お客様からもっと意見を聞けたかもしれない。

小児科で書いた問診票も、ボールペンの出が良かったら、もっと詳細に書いたかもしれない。

たかが、ボールペン。
されど、ボールペン。

最近はアンケートや問診票も、Web回答になっていることが多い。

「インクの出が悪い」なんて意見も、近いうち聞かなくなるのかもしれない。

ファーストインプレッション、というのかな?

やはり、接触の第一段階って大事。
簡単に用意できるものだったらなおさら。

で、最後に推しのボールペンを紹介。

これ一択。

書き味、よし。
絶妙な重み、よし。
シンプルなデザイン、よし。

学校関連の連絡帳や申込書類。
まだまだ電子化しないものが多いので、ボールペンは必須ですね。

ということで
出の悪いボールペンの思い出、って話でした。

<あとがき>
「思い出」と言えば、これです。
やわらかな思い出ぃは〜あそこにしまって〜♪

今日もありがとうございました。

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