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連載「ヨコビ の“かお”」第七回 横浜市港北区「小松ファーム」松本さん

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皆さまこんにちは!「横浜ビール」です。私達は、昨年20周年を迎えた老舗の地ビール会社です。地域と人を大切に「街のビール屋」としてワクワクを届ける事を目指しています。これまで「横浜ビール」が取り組んできた活動の軸には「人を伝える」という事があります。

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私達の中には、こだわりのビールを醸造するブルワーや、地産にこだわったお食事と新鮮なビールをお届けする直営レストランのスタッフなど多くの人が携わっています。noteでは「横浜ビール」を語る上で欠かせない大切な一杯の先にいる「ヨコビの“かお”」をご紹介します。今回は 横浜市港北区「小松ファーム」松本勝彦さんです。

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「小松ファーム」松本さんは、神奈川で唯一ドラゴンフルーツを栽培されている農家さん。「横浜ビール」では、その完熟レッドドラゴンフルーツを使用した限定ビール「ドラゴンフルーツエール」を毎年この時期にリリースしています。ビールの鮮やかな赤はとっても美しく、華やかな香りとモルトの味わいを楽しめる季節感じる一杯です。

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そもそも「ドラゴンフルーツ」とは?

スーパーで販売されている「ドラゴンフルーツ」は、ほぼ外国産。日持ちさせるために未熟な状態で収穫されているので、甘みが少ないのだそう。「小松ファーム」の完熟レッドドラゴンフルーツは温室で栽培されています。その名の通り完熟した状態で出荷される為、糖度が高くほの甘い味わいはたまらない美味しさ。収穫をお手伝いさせて頂いた際にスタッフも試食させて頂きました。

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国内では沖縄県で多く栽培されており、熱帯植物「サンカクサボテン」になる果実の総称で、別名「ピタヤ」とも呼ばれます。また、栄養も豊富に含まれているスーパーフードとしての顔もあるのです。

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「ドラゴンフルーツ」を始めたきっかけは家族

何故「ドラゴンフルーツ」を栽培されているのでしょうか。松本さんから

「なんて事ない話だよ。息子が中学生の頃に沖縄に行って、ドラゴンフルーツを買ってきて。息子と娘が“これ作って!”と言うから。だからそれは何になってた?って聞いたら“キリンサボテンになってたよ”と言うから多肉植物だからサボテンだな。肥料さえあれば栽培できそうだと思って苗を探したんんだ。色々と調べて千葉で栽培している方を見つけて。娘と一緒に行ってみたら、自分と同じように農協の理事だったもんで色々と話していくうちに盛り上がって特別に50本苗を貰ったのが最初だよ。」

という意外なエピソードをお話頂きました。

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お子さまのひょんな一言で誕生したこの「ドラゴンフルーツ」 。貰った苗に花が咲いて実がなるまでに五年の年月がかかり、現在は栽培を始めて十四年目なのだそう。また、娘さまも会社員経験を経て農家として同じ横浜市内で積極的に活動されているとの事で

「大学に入って、やりたい事があるって会社員になった娘も、会社を辞めて百姓やると聞いたときは冗談じゃないと思ったけれど、本人は野菜を作るのが楽しいみたいで。雑誌なんかに出る綺麗な野菜を育てているね。親子といっても考え方も違うし、一緒にやって上手くいかないのは嫌だから、やるなら自分でやって貰って、自分は自分でやるからと話したんだ。今はお互い好きにやっているよ。」

と、松本さん。

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家族として互いの事を理解しているからこそ出来る選択。一人の百姓として認めあっている素敵な親子関係を教えて頂きました。

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「ドラゴンフルーツ」と特別な花

ドラゴンフルーツの花は満月の夜にしか受粉しないと言われています。それも人工授粉によって実がなるのです。一夜だけ咲くのが特徴で、夜中に咲く花は白く美しく、とっても幻想的。花言葉は「燃える心」「永遠の星」なのだそう。

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完熟レッドドラゴンフルーツを使用した「ドラゴンフルーツエール」の美しい赤色は、日常を何だか特別な時間にしてくれるビールなのかもしれません。松本さんより

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「ドラゴンフルーツのビールを作るって聞いた時に、普通のビールは黄色だけど何色に仕上げるのかな?と思ったら赤だと聞いて。赤色を綺麗に出すのは難しいんじゃないのかなと思ったら綺麗な赤色のビールだったから流石プロだなぁって思ったね。ビールじゃないみたい。」

と有り難いお言葉を頂きました。また

「個人的にはヨコハマラガーも好きだね。色々あって好きなビールを飲めるから良いよね。」

と、松本さん。

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ビールを共に作って下さる生産者の皆さまにも「横浜ビール」を楽しんで頂ける事は嬉しい事です。「ドラゴンフルーツエール」は11月27日より販売開始されます。この機会に是非如何でしょうか?


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