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就活に求めるもの、大学生の生の声~大学生に聞いてみた!#4【就活アンケートレポート】

このアンケートは昨年2020年に大学生が就活に関してどのような関心を抱いているか、どんなサービスを求めているかを調査するために実施されました。
今回は、就活に望むことについての質問の回答を分析。これらの回答の傾向から、「(学生の)就活のやり方」「企業・採用制度」「社会」の3つに分類しました。

(読了時間:約3分)

望みは「こうやって就活したい」の表れ

まずは「就活のやり方」について。

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これらの回答をしてくれたのは学部3年生以下の学生でしたが、企業そのものなどよりも、「何故就活をするのか」「どうやってするのか」というところに関心がある学生もいるということが分かります。

現在、就活サイトをはじめとする就活関連のサービスは、大学構内でもポスターなどを見かけますし、インターネットでもたくさん見つかります。

多くのサービスで溢れているのに、就活の本質的な部分に疑問があるということは、学生が本当に必要としているものと、就活サービスが提供しているものにズレがあるのかもしれません。

現状のサービスでは、希望の業界や職種がある学生には有用でも、そうでない学生、つまり、まだ将来像がはっきりとしていない学生にとっては上手く扱えずに、その前段階で悩んでしまうということが考えられます。

企業に求めるもの

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次に、「企業・採用制度」に関する要望を見ていきましょう。

全体的に、より高い自由度を求める声が多いことが分かります。今の日本に多いのはメンバーシップ型雇用ですが、ジョブ型雇用を望む声もあります。

また、いきなり面接できるサービスや方法はありますが、回答者がそうしたいのにできてないということは、そのサービスが知られていないか、もしくは希望する企業がその方法を取り入れていないということが考えらます。
後者の場合は難しいですが、前者であれば、サービスの認知・拡散などによって、その方法を望む学生がより就活を進めやすくなるのではないかと思います。

社会全体に求めるもの

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最後に、「社会」に分類した意見を見てみましょう。

「就活戦争」や「必要のない無駄なルール」などからは、望まない内に、自らが縛られてしまうイメージがありますね。先程の企業への要望と同様に、学生はより自由度を求めていて、その際の周囲との違いや受け入れの体勢、環境が整っていないと感じているように思えます。

「確固たる自分を持ち、何事にも左右されない姿勢があれば問題ない」
と言うのは簡単ですが、まだ社会人経験のない大学生にとって、実際に働いている人や自分より人生経験のある大人からの影響は、決して小さいものではありません。

我々の就活支援はどうあるべきか

以上のような学生の生の声というのは、企業や社会全体にどれほど伝わって、それがどう反映されているのでしょうか。

大学生の就活を支援するCOGOOでは、このようなアンケートやSNSなどを通じて、今現在、大学生がどう感じているのかを発信していく予定です。

また、COGOOでは、就活をもう少し抽象化し、「卒業後進路を考えるための活動」について、いわゆる就活生だけでなく、大学入学時から卒業まで、就職や進学などについて、大学生・大学院生の皆さんが抱える問題のヒントとなるようなサービスを提供していきたいと考えています。

さて、次回が最終回となります、このアンケート調査ですが、
学生がどんな就活サービスを望むかについて具体的に、そしてCOGOOの取り組みについて紹介したいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

(文責・やなぎ)

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