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#18正しい知識と正しい実践が、成功への近道

もっと会社を良くするための、確定拠出年金制度の有効な使い方とは!
中小企業経営者様にそのポイントを解説いたします!

今回は、私が通っている歯医者から学んだ、正しい知識と正しい実践についてお話します。

歯医者の通院から学んだこと

数ヶ月前から歯医者に通っています。
何年も歯医者には行っていなかったのですが、突然歯が痛くなり、通うことになりました。
歯の治療と、他の歯の検診も受け、ついでにオプションの唾液の検査を受けることにしました。

どんな検査かというと、唾液の中に虫歯菌とたたかう能力がどれくらいあるか?というもので、この数値が生まれつき良い人と悪い人がいるとのこと。
ほかにも、唾液の量と質を測る様々な検査をして、将来虫歯になる確率がわかります。
結果は、80%の確率で虫歯になるというものでした。
これはかなり高い数値なんだそうです(泣)

それから、唾液のチカラだけでは虫歯が防げない人は、相当のケアをすることで防げるようになるそうで、その指導を月に2回受けています。

具体的には、歯ブラシの仕方を指導されます。
毎回、口の中が濃いピンク色になる薬液を塗られて、みがき残しがどれくらいあるかを見ていきます。
一番最初に測ったときは、みがき残し率が76%でした。
けっこう長い時間みがいているのですが、実は全然みがけてなかったようです。。。
そして、歯ブラシの仕方を先生の前で実演し、そうじゃないとか、こうだとか「正しいみがき方」を指導されます。

この指導を月に2回、3ヶ月受けました。
6回目にしてやっと、みがき残し率が48%にまで下がりました。
何度も同じ指導を受けて、やっと正しく歯を磨くことができるようになったのです。(20%になるまで指導は続くそうです)

自己流のみがき方では、どんなに長い時間、一日に何度もみがいていても、虫歯になってしまう。
要は、正しい知識を身につけて、正しく実践しなければ、やっている意味がなくなってしまうのです。

実はこれ、確定拠出年金の運用にも、あてはまります。

投資教育は投資の正しい知識を習得する場

確定拠出年金では、社員は自分の退職金を、数ある運用商品の中から自分で選び、60歳以降まで運用していかなければなりません。

そのため、導入する企業には、社員に対する「投資教育」が義務となっています。

(事業主の責務)
第二十二条 事業主は、その実施する企業型年金の企業型年金加入者等に対し、これらの者が行う第二十五条第一項の運用の指図に資するため、資産の運用に関する基礎的な資料の提供その他の必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
             出所:厚生労働省HP「確定拠出年金法」抜粋

確定拠出年金を導入する企業のほとんどは、一番はじめの導入時には、社員に向けて投資教育研修を行います。

ですが、導入時だけ研修を受けても、投資に慣れ親しんでいる社員でない限り、その内容はすぐに忘れてしまいます。
そうすると、運用商品の選択は、導入時から遠ざかるほど、自己流になっていってしまいます。

また、確定拠出年金は、運用中の利益に対しての税金がかかりません。それだけ、他の方法の投資と比べ、有利に運用することができます。
しかし運用がうまくいかず、損失になっていれば、そもそも税金はかかりませんが、自分の大事な退職金が減ることになります。
これでは投資をしている意味がなくなってしまいます。

正しい知識を身につけ、正しく実践するためには、定期的に、継続して学ぶ必要があるのです。

投資教育を継続して行うことが、運用を成功させることにつながり、本当の意味で確定拠出年金のメリットを享受できるのです。

今回は歯医者の通院から学んだ、正しい知識と正しい実践について、確定拠出年金に置き換えて考えてみました。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。




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