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楽しさ・ドリブン

〇〇ドリブンと言う言葉、最近よく聞きます。

ざっくりいうと〇〇を原動力に動く、という意味で
 ビジョン・ドリブン
 ミッション・ドリブン
 イシュー・ドリブン
などなど。

最近よく聞くのは、

 パーパス・ドリブン

会社のビジョンやミッションだけでなく、世の中に対する価値、どんな変化を起こせるのか。最終的な企業の目指す世界はなにか。
より広い視野で原動力を問い直すという姿勢です。

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一方、現実はと言うと。

 事情・ドリブン
 忖度・ドリブン

あああ、身も蓋もない。
さまざまな、社内の小さな事情に振り回せれる日々。
上司の好みとか、偉い人の何気ない一言とか、人間関係の読み合いとか…。

パーパスやビジョンを語るトップの元、事情と忖度に駆られる真面目な中間管理職と、気持ちを慮る心優しい一般社員たちが、半径5mで疲労困憊する。

もつれた事情の糸は、まるで操り人形の糸のように社員を支配して、自分が自分でないような錯覚を引き起こします。むなしいですね。

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さて、そんな「事情・ドリブン」につかれた後輩と、昨日チャットで雑談しました。

調整、忖度、交渉、お叱り…。
事情に振り回される中、上からは「ゆるぎない正論」ばかり語られる。

 「やっぱりさ、楽しさ・ドリブンがいいよね」

ぽろっと、そんな言葉を書き込みました。

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世の中の社会問題、会社の社会的責任、法人としての生き残り。
それが重要なことはよーくわかっています。

でも、日々小さな世界で働き続ける私には、一口の甘いお菓子が一番ストレートな原動力なのです。
それは心がすなおに感じる楽しさ。

 同僚からのありがとうの言葉
 思い切って言った意見への深いうなずき
 チャットでのくだらないじゃれ合い
 ミーティングでの目の前が開けるブレイクスルー
 笑顔でのあいさつ

そんなちょっとした、「楽しい一瞬」の積み重ね。

素晴らしい企業のパーパスも、支える人たちが「楽しさ・ドリブン」でなければ、価値が半減するのではないでしょうか。
血に染まった手でつくられたおにぎりは、どんなにおいしくても食べたくありませんし。

正しいことをなすには、楽しくあれ。

お読みいただきありがとうございました!
今日も「楽しさ・ドリブン」な一日を!



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