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会社にハレの日をつくろう

昨日、部署のオンライン飲み会がありました。

オンライン飲み会って、話しにくかったり、つまみが自前だったり、面倒なこともありますが楽ですね。仕事を終えて、夫にカレーをつくって、私もカレーとビールで参加。ちょっと抜けて夫におかえりを言って、終わったら酔って電車にのる面倒もなく、5秒でリビングへ。

会社と自宅の境界線がゆるみますね。
同僚の家では、ご飯のしたくをしている間に息子が勝手に参加。
「すみませーん、もう、あっちでおぜん立てして!」
母の顔が見えたのも楽しかったです。

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昨日の飲み会は、異動者の送別会と、無事定年再雇用を終えられ、40年の会社生活を終えられた大先輩の送り出し。

先輩は人事プロで、部長を務められた後は、専門性を生かして人事制度やメンタルケアで大きな貢献をされてきました。4年前に人事に異動した私にとって、頼れるメンターでもありました。

会社を卒業後のプランは、産業カウンセラーの資格を生かしてゆるやかに働きつつ、新たな資格試験や趣味のバンド活動を続けられるとのこと。
晴れやかなお顔で話されており、私も嬉しく感じました。

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「企業が今後、終身雇用を続けているのは難しい」

2019年、経団連の中西会長の発言は、なんとなく感じていた社会の行く末をずばり言語化したものでした
(と、書いていたら訃報が…。激動の時代を一歩先に進めた功績に感謝しつつ、ご冥福をお祈りいたします)
経済界のオフィシャルな発言として、世の中は大きく脱終身雇用に舵を切りました。人事としても、すべての施策の大前提にすえています。

そんな中だからこそ、「長く一社を勤めあげて、卒業する」先輩の姿が余計に心にしみました。

花束とお祝いで卒業を寿ぐ。
オンライン飲み会ではないですが、会社と自宅、仕事と人生、現役と引退、さまざまな境界線がゆるみゆく行く世界では、今後少なくなっていくのでしょう。

そんな自由な世界を待ち望みつつ、ハレの日が減るのは寂しくもあります。
社員が楽しむきっかけに、勝手な記念日をたくさんつくってもいいのかも。

 入社1000日記念日
 異動100日記念日
 有給完全消化者をたたえる会
 リモートワーク導入記念日
 シニア社員の日
 マネージャーの日
 プロパー社員の日
 中途社員の日

いろんな日をつくって、「ありがとう」と「おめでとう」を伝え合ったら、会社がもっと楽しくなりそう♪

お読みいただきありがとうございます!
今日もよい日でありますように。

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