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2018年4月の記事一覧

その仕事は、“自分ごと” か

三月から四月にかけて職場内は来るひと去るひとで、てんやわんやだ。新しく自分に回って来る仕事も少なからずある時期だったりもする。そんな仕事の中でも、 「こんな仕事、誰でもいいじゃないか。」 「わざわざ、自分がやる必要はどこにあるんだろう。」 「もっと他に、やりたいことがあるのに。」 などと感じてしまうことも、事実ある。 大きなシステムの中の一部としての自分、考えなくとも、決められた枠の中でみんなが同じ方向を向いて動く。僕が違和感を感じる部分はこのあたりだと思う。 自

ファインダーの #mediacruise 【佐賀・嬉野/有田】

すごくすごく静かな森の中で、カチャリと茶器が鳴る音だけしてた。周りにはたくさん好きな人がいて、目を合わせて笑い合って、ファインダーをたくさん覗いて、その中でまた目を合わせたりしていた。 #mediacruise というハッシュタグで、つぶやき続けた3日間。 灯台もと暮らしを含む5メディアで、一緒に旅をして、それぞれが見た「佐賀」を持ち帰ろう、発信しよう。そう言って、少しだけ時間を共にした。 今は帰りのバスの中で、すやりすやり、寝息をたてながら眠る人たちの気配を感じ、私は

「思考の外」へのストレス耐性

リーダーの資質とされるものは多々あるけれど、最近思うのは突き詰めるとメンタルの強さがすべてなのではないかということです。 決断において最後は自分が責任をもつという胆力、批判にさらされてもめげないハートの強さ。 一般的に言われる『メンタルが強い』という言葉は、そうした有事の際の強さについて言及していることが多いのですが、なにもない凪のときこそその人の器の大きさが試されるのかもしれない、というのが最近気づいたことです。 それは簡単に言えば、人が思い通りに動かないことをどこま

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ぼくらが与えられないのは、欲しいものを「欲しい」と言っていないだけかもしれない

 あなたは欲しいものを「欲しい」と言えますか?  たとえば給料を5万円上げて欲しいと思ったときに「5万円上げて欲しい」と言えるでしょうか?  日本では「察する」「察してもらう」ことが美徳とされます。阿吽の呼吸。以心伝心。忖度する。空気を読む。それが美しいとされています。  よって、自分から「こうして欲しい」「あれが欲しい」と言うことはみっともないことだ、という刷り込みがありそうです。  ぼくは編集者という職業上、仕事ができる人、お金持ちの人に会う機会が多くあります。そ

既視感に打ち勝て

「既視感」というものを、よく感じるようになった。 たとえば、誰かに嫌なことを言われたときもそうだし、逆にいいことを言ってもらったときもそう。音楽を聴くときも、季節の移ろいを感じるときも、二日酔いの朝を迎えたときも、日々出くわすいろんな出来事に対して「この感じ、なんだか味わったことあるなあ」と思うことが増えた。 それは25年間生きてきて出会った人だとか、体験したことだとか、考えてきたことだとか、そういった自分の過去が頭の中で前例として積み重なっているからなんだろうな、と、思