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堕ちた蝉に猫が寄り添う。とって食ってしまうという訳でもなく、ひっくり返った蝉をただじっと…
いつも同じ夢をみる。素敵な妻とかわいい娘がおり不自由なく暮らしていた。 最近は夢をみる時…
昨日の続きの今日が始まる。 さっきまでみていた夢の続きを惜しみながら身を起こす。卸したば…
映像作品をみているときと本を読んでいるとき、どちらのほうがより没頭しているだろうか。 こ…
今日たぶん雨が降る 目を覚ますとすぐに分厚い雲の壁が朝のきれいな光と私とを分断する 昨日は…
こんな夢を見た。 気がつくと私は友人の家にいた。 この友人というのはなにかあれば会議だと酒…
セミの最期を見た。どこに行くもなくなにをするもないので、道端の木陰に腰を下ろし何度も読んだ小説を暇に任せめくっていた。およそ一メートルと少し先で何かが視界の端にみえた。そのすぐ後にかつん、からからと音がしたので視線をそれに向けた。 六本あるうち一番前の一対がほんの少し動いたがそれだけだった。もう一度くらい身じろぎのひとつもしないかとしばらくじっと見ていたが、本当にそれで最期だったようなので私は視線を手元に戻した。 しばらくしてくしゃという音と「あっ」という少女の声がした。ど