見出し画像

【アラサーOLカナダで就職活動に奮闘】

バンクーバーでは、学生ビザで渡航しており、
語学学校へ3ヵ月通ったあとに、Co-opビザという学生をした時間だけ就労できるというカナダ特有のビザを取得していた。
このビザの条件は、カレッジで学んだ専門分野であること。
あくまでも学業の一環でありインターンシップだということである。

私は日本での前職でも関連のあった「貿易」を学んでいたので、なにかしら貿易に関わる仕事を見つけなければいけない。

とはいっても結構その条件は広く、
周りの友人たちは大学出たばかりの若者が多かったので、
なかなか経歴がないことで働き口が見つからず、Amazonの倉庫で働いたり、自国の輸入食品を売っているスーパーで働くことにしていた。

一方で私は、絶対に接客やレジ担当をしにカナダに来たわけではないし、
その経歴だと今後帰国したあとの転職活動に影響してくるかもしれないという危機感があった。

そんな私が無事にカナダでオフィスワークを手にするまでの就職活動についてまとめていこう。

カレッジがしてくれた就職活動支援

1.履歴書と職務経歴書(Cover LetterとResume))の書き方指導

内容的にはそんなに深くはなく、どんな情報が必要かとか、一応全員作成して、先生がそれにコメントと点数をつけてくれるというもの。

正直ネットで色んなフォーマットのテンプレが転がっているし、
職種を選ぶと色んな例文をくれるものもあって、有難くコピペさせてもらった。

2.就職支援ワークショップ

私が渡航していたのはコロナ禍真っただ中。
就職支援からたまに送ってくれる求人情報は本当に少なく、それこそAmazonの倉庫で働く求人が推奨されててガッカリだった。
しかも全部オンラインだったからあまり役立った期はしない。
一度個人的にアポイントをとって履歴書見てもらったけど、大した添削もなかった。

3.面接指導と模擬面接

模擬面接は、1つの教科の最後のテストでもあり、
本格的にマンツーマンでやってくれたので、度胸試しにもなりすごく良かった。
しかも、英語のレベルは私より高いヨーロッパ系やラテン系の子たちもいた中で、この学期で唯一の満点をつけていただいた。

英語力だけでなく、日本で経験してきた仕事への自信とエピソードが沢山あったことが理由だと思う。

(それでもその模擬面接を自身の携帯で録画したムービーは、
かなり緊張してるし、英語のレベルもひどいのでなかなか見返せないでいる💦)

Youtubeでも面接のアドバイスを挙げてくれている人もいて、
Web面接の際の背景の明るさに対する注意点や、質問例などなど役立つものが沢山あって凄く助かった。


カナダで仕事探しに使った求人サイト

主に使った現地の求人サイト

1.Indeed

日本でもあるIndeed。カナダでは最大級の求人サイトで求人数も多いが使用者も多いので競争率が高い

2.LinkedIn

Facebookのビジネス向け版みたいなSNSのサイトで、経歴など登録しておくと直接スカウトがきたりする

3.Craigslist

シェアハウス探しに使ったサイト
飲食のアルバイト的な仕事の求人も多いのでオフィスワークは少なめだった(当時の印象)

日系の求人サイト

1.JP Canada

2.人材Canada

他にもPasona Canadaなど人材派遣の会社にも登録して求人情報が出ればチェックしてた。

でもそんなにオフィスワークの求人は出ないし、出ても永住権ビザを持っていることが必須だったりとなかなか厳しめ。


実際カナダ現地で就活をやってみて

さて、私の戦闘力としては
・英語力:ネイティブや移民2世と戦うには幼児レベル
・ビザ:Co-opで働ける半年+ワーホリビザで1年のトータル1年半と短命(この後は永住権を取りたいよとアピール)
・日本での職歴:7年(営業アシスタント6年とバイヤー兼マーケティング1年)

1.応募

正直、業界はこだわらず数を打ちまくった。

営業アシスタントやカスタマーサービス、フォワーダーの物流コントロールなどなど。
書類をアップロードは数えきれないほどで、それはもうどこに送ったか分からないほど。。

でもなかなか返事すらもらえない日々。

2.電話面接

そんな中でもわずかに応募を見てコンタクトをくれる会社もあった。

まずは人事担当者から、何の前触れもなく電話がくる。
本当に突然くるし、沢山応募しているので、せっかくかかってきたのに最初の頃はまず英語での電話応対だけでもうシドロモドロ。

(さすがに会社名聞いてもピンとこないこともあり、エクセルで応募した会社のリストを作り出したのだけど、どのタイミングでかかってくるか分からないのでそれは大変だった)

この最初の電話の段階で、まず向こうが知りたいのは、
書類では分からない英語レベルと主にビザの種類だろう。

人事担当者はみんな愛想がよく、カナダは本当に移民が多いので
私の英語レベルに対しても全然困惑したり馬鹿にした態度はとらない。
ただ永住権がないとビザの話をすると大抵残念そうにはされる。

3.対面面接

日系の人材系の会社1社からも連絡がきて、最終面接まで進んだのだけど、
この会社の人事の女性が一番私の英語を小馬鹿にしてきたし、辛辣なことを言ってきた。
それでも他の候補者の方がレベルがもっと良くなかったのか、何度も電話面談をしてきた。
最終「英語力が高いけど就労経験がない子かあなたで迷ってる」とか言ってきて、あまりにも上からの態度で、この会社で働きたくないなと。。


もう諦めて、就職できないなら日本に帰ろうと半ば決意を決めた時に
奇跡的に連絡がきた会社に勤めることになるのだが、
その前に番外編・・・

4.転職活動での面接

既に勤め始めてから、一度転職を考えてまた活動を始めた時に
連絡をくれた日系の商社があった。

木材をカナダから日本へ輸出し、日本のお酒をカナダに輸入している会社で、私の前職の経験も生かせそう、かつ輸入実務ができるという業務内容的には申し分のない条件だった。

最初の面接はWeb面接。平日しか時間が合わないので、仕方なく勤めている会社の会議室でランチの時間を使ってコソコソ面接に挑んだ。

途中会社の役員の一人に偶然ドアを開けられてハラハラしたりと、気が気じゃなくてあまり集中できなかった。

それでも最終面接に呼ばれて、一日有給を取ってオフィスへ面接に行った。
日本人のおじさんが一人で企業して事業を展開しており、今は他に社員が2名。
途中英語での質問でも特に緊張もなかったせいか、問題なく答えられた。

ただ、何度も「僕には君の能力がまだ分からないから時給が決められない」とか、「働くからには永住権取るのは当たり前だけど、担当のビザコンサルはどこの誰だ」と詰められたり、

やっぱりカナダで日系の会社で日本人に求人出す人は、上からで威圧的だなと感じた。

そして無事採用通知がきたのだけど、その時のメールにも時給について凄く不信感を感じる書き方をされて、それに対しての質問にも丁寧な回答がなかった。


丁度そのころに勤めていた会社で、人事と社長と面談があり、
希望の部署への異動が叶ったので転職は見送ったのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実際に採用になり勤めることになった会社のお話はまた次回!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?