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障害者雇用と評価「雇うか切るか」
これまで障害者雇用に対して
「求められるのは能力よりも体力」
「業務内容についてもっと評価を」
という話をしました。
今回は、"評価のされ方"についての結論や総まとめとなります。
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スキルについて、「ITパスポート持ってます!」とか、「MOSのExcelエキスパートです!」とか、そういうのはほとんど評価されないんですよね。
昇給したりとか出世したりとか、そういうのも特にない。
一方、体力については、実動時間において給与面に差が出てきます。
ただ、「休めば減給」というだけで、元気手当とか皆勤ボーナスとか、そういうのはありません。
あと給料うんぬんより、「この人は休みがちで、新しい、大事な仕事は任せられない」といったマイナスな印象がつくことのほうが大きいでしょう。
…というわけで、障害者において、評価は実にシンプルなもので
"雇うか落とすか"
"残すか切るか"
こういうくくりになると思っています。
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僕の勝手な憶測と解釈をさらに進めていきますが…
法定雇用率の達成のために、会社(弊社)としてはどんどん雇用は進めたいわけですが、「手帳あれば誰でもwelcome」ということでもない。
人を雇うからには、「君はここで座っててさえしてくれたらいい」なんてわけにはいかないし、すぐにミスマッチで辞められても困る。なので、採用の見極めはしないといけない。
そこで必要になるのが「スキル」です。
さっき「評価されない」とは言いましたが、だからといって資格とかスキルが全く不要ということはありません。
雇うor雇わない を決める判断材料とするために、履歴書の技能欄や職務経歴書の内容で足切りをする。そんな気がしてます。
これが「雇うか落とすか」です。
もう一つ「残すか切るか」は…
体調に波があって欠勤や早退が続くとなると、「もう契約を延長できない」になってくるんですよね。
休みを繰り返して、後に名前が消えた人をこの1年で何人か見てきました。
まあ仮に皆勤でも、3年とかで契約満了で入れ替えられるんですがね…(助成金の都合でしょう)
ちなみに週20時間働けないようだと、契約は厳しいです。雇用保険が掛けられないのですね。
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これらが僕が働いて感じた、障害者雇用のスタンスです。
まあ優しいといえば優しいけど、ドライといえばドライ。
厳しい仕事への評価というのがない分、競走やポジション争いが少なく、比較的マイペースで働くことはできます。
休む人がいるという前提で会社が動いているので、体調不良になった時は気軽に休める環境があります。
評価がアバウトな分のメリットもこのようにあります。
会社側の事情も汲んだ上で、穏やかに、そしてしたたかに働いていくのが良いのかな…というのが結論ですね。
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