見出し画像

【考え事】地図とコンパス

■ クリフトンストレングス

 クリフトンストレングスのオンラインテストを受けてみました。34の資質の中からその人が持っている資質を調べることができるテストです。以前はストレングス・ファインダーと呼ばれており、その人の「強み」を見つけることができるテストです。

 その人の「強み」は言ってみれば思考や行動の偏りであって、他の人からすれば明らかに偏った行動習慣や思考習慣を誰もが持っていると言われています。

 その偏っている習慣は、他人が追いかけようとしてもそもそも絶対量が違うので追いつきにくく、その上本人にとっては、その習慣は日常に入り込み過ぎて、当たり前過ぎて自分では気づきにくいようです。

 だからこういう客観的に判断してくれるテストなどを通じて自分の強みを把握し、それを強みだと自覚して、その資質を活かしながら生きていくと成功しやすいよ、という寸法のようです。

 就活の時に以下の本に出会ってやってみたのですが、10年経ったのでもう一度受けてみようと思い、再度受けてみました。

 今回は奮発して34の資質を1から34まで順番通りに並べてくれるタイプを受けてみました。今はコロナで飲みもランチも無いので、飲み会1回分だと思えば安いもんです。

■ 上位の資質

 という事で上位5つの資質は以下のようになりました。順番に簡単に見てみようと思います。

画像1

 

(1)着想

あなたは着想に魅力を感じます。では、着想とは何でしょうか? 着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。

 1位は「着想」でした。これは10年前の前回から変わっていません。前回はこの、「複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。」という表現を読んで本当にその通りだったので、「この考え方は特徴だったのか、マジで意識したことが無かったぞ」と電撃が走りました。

 それ以来、「着想」が武器だというのを認識して生活してきたため、それが変わらず今回もTOPというのは嬉しいですね。テストでは1問あたり20秒しか考える時間が無く、ほんとに何も考えずに反射的に選ぶしかないので、それの結果が変わらないのであれば、やはり自分にとって重要な資質なんだと思います。

 確かに日常生活ではよく「それは別の問題なので」という言葉に(同じ問題なんだけどなぁ。。)と違和感を感じる事がよくあり、あとは話が飛びやすく、例えが分かりづらく、、という感じで着想の資質に書かれている副作用はめちゃくちゃ同意できます。

 「複雑なことを簡単に」というのはスローガンでもあるので、この強みと向き合っていきたいと思います。

「着想」を一言で言い表すと、

それってPPAPですよね。

という感じです。伝わらなさも含めてそういう感じです。

(2)学習欲

あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。

 2位は「学習欲」でした。学習欲は前回もTOP5に入っていた気がしますが、2位だったかどうかは覚えていません。。

 確かに勉強は好きです。休みの日に自由時間があったらゆっくり勉強したいです。着想の資質も相まってか、新しい分野の知らないことを知っていって、それが既存の知識と結びつくと電撃が走るので、また新しい繋がりを探しに・・・というループが回っているのかもしれません。世の中の仕組みというか繋がりというか、その辺りが徐々にマッピングされていくのは面白いです。

 あとは良くも悪くもプロセス主義。結果にあまりこだわらない傾向があるので、これも学習欲の影響が出ているのかもしれません。

「着想」×「学習欲」を端的に言えば、

それってPPAPですよね。
でも微妙に違うかもしれないので調べてみます。

という感じですね。うんうん、普段言ってそう。


(3)適応性

あなたにとって今この瞬間が最も重要です。あなたは将来を既に決まっているものとは考えていません。将来というのは、今あなたが行う選択によって変わっていくものだと考えています。つまり、それぞれの時点で進む方向を一つずつ選択することによって、将来を見出すのです。これは計画がないということではありません。おそらく計画は立てているでしょう。たとえ計画が予定通りに行かなくなったとしても、適応性という資質によって、あなたはその時々の状況に容易に対応することができるのです。

3位は「適応性」でした。計画を立てることが苦手な件についてはこれまでの日記でも何回か書いてきましたが、やはり適応性の影響を受けているのでしょう。

心の奥底で「計画通りには行かない」と思っている節があり、逆に計画通りに行くと面白くないと思ってしまうような性格です(笑)。迷惑なことは重々承知しています。

ただ何かアクシデントなどで計画通りに行かず、多くの人がお手上げ状態になった後に「よっしゃ自分の出番!」と言わんばかりに頭が活性化し、その状況からでもできる応急対応で何とか収める、というタイプです。

防災に関わる人はこんなタイプの人が多いかもしれません。あとは着想の資質も相まってか、そこで出てくる代案のバリエーションが多いのかもしれません。

「着想」x「学習欲」x「適応性」を表すと、

それってPPAPですよね。
あ、でも微妙に違うかもしれないので調べてみます。
あ、やっぱ違いましたね。どちらかと言えばねづっちでした。

という感じですね。どっちも分からんからどっちでもええやん(笑)。


(4)内省

あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとしているのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのかもしれないし、あるいはほかの人の感情を理解しようとしているのかもしれません。何に集中しているかは、あなたのほかの強みによるでしょう。一方では、頭を働かせている方向は一点に定まっていない可能性もあります。「内省」の資質は、あなたが何を考えているかというところまで影響するわけではありません。単に、あなたは考えることが好きだということを意味しているだけです。

4位は「内省」でした。何を考えるかのテーマは他の資質によるけれど、とにかく「考えることが好き」という資質のようです。

確かにnoteの投稿でも8割ぐらいは【考え事】なので、普段から考える癖はあるのかもしれないです。ただ脳内メモリが5KBぐらいしか無いので、暗算で考えてる時は「うーーーーん」ぐらいしか頭の中には無いと思います。ぼぉーーっとしているだけですね。

一番考えていると思う時は、ノートに鉛筆で書いている時ですね。1時間ぐらい1つのテーマについてそれをすると、スッキリ感と共にいいスライドが1~2枚でき上がるような印象です。

「着想」x「学習欲」x「適応性」x「内省」を表すと、

それってPPAPですよね。
あ、でも微妙に違うかもしれないので調べてみます。
あ、やっぱ違いましたね。どちらかと言えばねづっちでした。
うーーん、いやでも整い方のニュアンスが微妙に違うかも・・・

という感じです。もはや「あ・・・はい。結論が出たら教えてください。」ぐらいのリアクションしか取れないですね。好きにしてくれ。

(5)達成欲

「達成欲」という資質は、あなたの原動力をうまく説明してくれます。「達成欲」には、常に何かを成し遂げている必要がある、という特徴があります。あなたには、毎日がゼロからのスタートのように感じられます。あなたは自分自身に満足するために、一日が終わるまでに何か具体的ことを成し遂げなければなりません。そしてあなたにとって「毎日」とは、平日も週末も休日もすべてを含めた一日一日を意味します。どんなに今日は休もうと思っていたとしても、何も達成することなくその日が過ぎてしまうと、あなたにはわずかにでも満たされない思いが残るでしょう。

5位は「達成欲」でした。常に何かを成し遂げていなければならないと。でも正直これはピンときません。。そんな毎日成し遂げようとはしてないと思うんですが。。

個別の説明に以下のような表現があったので、もしかしたらこのことかもしれません。

あなたは 到達すべき目標を持っているときに、作業に精神的な照準を合わせることができます。 任務にさらに時間が必要な場合は、身体の自然なリズムに従うようにすることに気付いています。 つまり、あなたが「朝型人間」であれば、朝に働きます。 午後に働く方が本調子になるのであれば、午後に働きます。 夜に働く方がよい考えが浮かぶのであれば、夜に働きます。 あなたが普段は夜遅くまで起きているのであれば、皆が寝静まった後、深夜に働きます。

たぶん仕事のスタイルが追い込み型なので、「今週の山場はこれ」というように照準をセットした締め切りに合わせて、直前でギア2、3と集中を高めていくようなスタイルを取っていることが表れているんだと思います。

追い込み時は話しかけるなオーラが出ていて、「大丈夫だ。まだあと15分ある。」というような言い聞かせをしている時もあります。またその時はフラットな世界には居ないので、メールも見ないし電話にも出ないような状態で追い込んでいます。そうじゃないと終わらないので(笑)

 ただそうしたギア2,3と上げて行った時に考えていた成果からブレイクスルーが産まれている気がするので、こういう仕事のタイプなんだな、と半ば諦めてはいます。その追い込みに備えてペースを整えるような感じは確かにあります。差し馬が急に逃げ馬にはなれませんよね。

 体力的な心配は若干ありますが、「適応性」の資質も相まってか、外部環境に本当に追い込まれなければ力が発揮できない(お尻に火が着かない)ので、今後もそういうスタイルなんだろうなぁと思っています。


ということで、「着想」x「学習欲」x「適応性」x「内省」x「達成欲」を表すと、

それってPPAPですよね。
あ、でも微妙に違うかもしれないので調べてみます。
あ、やっぱ違いましたね。どちらかと言えばねづっちでした。
うーーん、いやでも整い方のニュアンスが微妙に違うかも・・・
ちょっと直前まで考えてみますね・・・
(本当に直前)
「こんな感じでいかがでしょうか。あれですね、雷と一緒です。」

という感じです。うわぁ・・・こんな人と一緒に仕事したくない。。書かれている内容は酷いけど本当にあるあるだ。。よくやっている気がする。。

・・・まさにこんな感じなのでなんとも言えないのですが、、どれも事実で、本当に直前に追い込まれるまで考えがまとまっていないので、締め切り効果を上手く使いながら圧力鍋のように深度を上げて行かないとうまく考えがまとまらないのです。。

でもまとまった際の考えは、複雑な要因がスッキリと1本のストーリーに乗ったり、「あれ?今までの苦労は何だったんだ」というような、少し気が抜けたようなスッキリしたプランになっていることが多い(というかそれを目指して考えている)ので、そこがチェックポイントとなり先に進むようなことも多いです。

■ 戦略的思考力

 実はこの34の資質は、「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考力」の4領域に分類され、私の場合は「着想」「学習欲」「内省」などが「戦略的思考力」の領域に入っているため、「戦略的思考力」に強みがあるという言い方ができるようです。

画像2

・・・おい。実行力と影響力よ。。。頭でっかちで行動せずに引っ張っていくこともできないような感じやないかい。。(笑)

まぁでもこのテストは「強みにフォーカス」することがポイントなので、弱い部分についてはひとまず置いておきましょう。そこは人間関係で補っていくしかなさそうですね。

■ 地図とコンパス

 個人的には、自分が果たすべきコアな役割を「地図とコンパス」と表現しています。まず断片的で立体的な現在の状況を、全員が見て分かるような地図に表し、まずは現在地を合意する。その後に進むべき方向性を確認して、じゃあその方向に進みましょう!という合意を取るような役割ですね。

 決してこっちに来いとかグイグイ系のスタンスは取らないので、リーダーの資質は持ち合わせていないのは重々承知しています。たぶん軍師とか参謀とかNo.2とか航海士とか、そんな風に言われる人の役割が適しているんだろうなと思います。戦略的思考力とも近いので、強みを活かすならそんな領域が良いんだろうと思います。ちょうどナミも気象予報士キャラだし。

 ただ何手も先を読んで綿密な計画を立てて~などの脳内メモリは持ち合わせていないので、本当にこんな軍師で大丈夫か?という気はしています。そこで「もっと調べなきゃ」と学習欲のドライブがかかって、、という所がまぁ向いているんでしょうね。

 ちょうど仕事でも技術戦略を立てる役割を担っているので、「適職の方向は合ってるぞ」と言い聞かせながら価値を出していきたいと思います。

皆様もご興味があれば自身の「強み」のチェックをやってみてください!

それでは(^-^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?