人材育成

飲食店における人材育成で最も効果的なことは経験を積ませることです。

これは飲食店に限らないかもしれませんが、飲食店では他の業界に比べて多くのことを経験できます。

それは、他の業界では「部署」毎に分かれている業務が「店舗」の中に集約されており、且つ「店舗」の中でそれが「部署」毎に分かれているようなことは少ないからです。

「店舗」はそれが基本的には１「部署」でもあり、１「会社」でもあるのです。

つまりは、下記の全ての機能が「店舗」内に集約されているのです。

・人事（採用と教育）
・経理（お金の管理）
・研究開発（新メニュー開発）
・生産管理／工場（調理と品質管理）
・広報（広告とマーケティング）
・販売（営業）
・カスタマーセンター（お客様対応）

「店舗」で勤務するとうことはそれだけ経験できる領域が広いということです。

飲食店に応募してくる人の中には「自分で仕事を創造していくことは苦手」「それよりもむしろ決められたことをしっかりやる方が得意」というタイプの人も多くいます。

そのようなタイプの人でも、沢山の仕事を経験していくことで、創造力が身についてくるのです。

また、仮に想像力がそんなに身に付かなくても、沢山のことを経験していくことで応用力が身についていきます。

そしてお客様思考も身についていきます。

飲食店は成長できる要素が多分にあり、「人材育成」という観点では、大きな可能性を秘めているということなのです。