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言葉の宝箱0916【やるべきことを取り上げられたら、急にがっくりきちまうことがあるでしょう】


『大延長』堂場瞬一(実業之日本社文庫2011/6/15)


公立の進学校、新潟海浜と私立の強豪、恒正学園との夏の甲子園決勝戦は延長15回でも決着がつかず、再試合にもつれこんだ。両チームの監督は大学時代のバッテリー。中心選手はリトルリーグのチームメイト。互いの過去と戦術を知り尽くした者同士の壮絶な闘いの中で、男たちの心は大きな変化を遂げていく高校野球小説。

・怒るのは構わないが、戸惑いや疲れを悟られてはいけない。
つけ入られてしまう P111

・生きがいですよ。生きがい(略)
やるべきことを取り上げられたら、
急にがっくりきちまうことがあるでしょう。
俺は年寄りなんだから、せいぜい後悔しないようにしたいんでね P145

・一生に一度か二度、
魂が涸れちまうまで張り切らなきゃいかん時がくるんですよ P162

・意思なき所に道はなし P271

・どんなに科学的なトレーニングを積んでも、
最後の最後で越えられない一線はあります。
それを破って先に進むには、
やはり気合と言いますか、精神的な強さが必要になりますね P391

・人は簡単には変わらないものだ P397


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