木綿行
言葉の宝箱 0044【冷静さや公平さは物欲の前では最悪のアジテーションになる】
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言葉の宝箱 0044【冷静さや公平さは物欲の前では最悪のアジテーションになる】

木綿行

『ホテル・コンシェルジュ』門井慶喜(文藝春秋2013/2/10)

大規模ではないけれど、お客様に上質の時間を提供する京都の老舗ホテル『ホテルポラリス京都』には持ち込まれた相談を
なんでも解決してしまう凄腕のコンシェルジュがいる。
「盗まれた金の仏像を取り返して」「駐日アメリカ大使の暗殺計画を阻止せよ」「行方不明になった化粧品の訪問販売員を探してほしい」といった難題の数々をベテランコンシェルジュの九鬼銀平が
新人フロント係の坂名麻奈を助手代わりにして、
次々と解決していくコージーミステリー
(ハードボイルドのニヒルでクールなイメージに対し、
「地域社会が親密である」「居心地が良い」といった意味を持つ
「コージー(cozy)」を使用し、日常的な場面でのミステリー)

『みだらな仏像』『共産主義的自由競争』『女たちのビフォーアフター』『宿泊客ではないけれど』『マダムス・ファミリー』5話連作短編集。


・世の中には、
生まれながらにすべてを手に入れている人がたしかに存在する P8

・固定観念というのは拘束服のようなものでして、
いったん身につくと首がなかなか動かせなくなります。
つまり視覚が動かない P155

・冷静さや公平さは、
人間の物欲の前ではしばしば最悪のアジテーションになる P179

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言葉に写真を添えて。写真に言葉を載せて。気儘に思いつく儘に。旅は好きです。写真を撮りながら、よく歩きます。自由な1人旅が多いです。絵を描く、本を読む、音楽を聴く、物思いに耽る、そんな時間も大切にしています。シーサーに思い入れがあります。