見出し画像

言葉の宝箱 1056【人間が変えられるのは未来だけなんだから、過去にしがみついていても仕方ない。昨日を悔やまない。失敗を引きずらない】

『盤上に君はもういない』綾崎隼(角川書店 2020/9/30)

将棋のプロを目指す者達にとっての最後の難関、奨励会3段リーグ。
観戦記者の佐竹亜弓はそこで全てを賭けて戦う2人の女性と出会う。
永世飛王を祖父に持つ天才少女の諏訪飛鳥と
病弱ながら年齢制限間際で挑戦する千桜夕妃。
歴史に残る激戦の末、
リーグを勝ち抜き史上初の女性棋士となったのはどちらか?
そして2人に導かれる哀しき運命とは?
将棋界初の女性プロ棋士を目指す2人の天才を描く青春小説。


・人間は本当に追い詰められた時、
涙の理由さえ分からなくなるらしい P10

・知らないことは一から勉強していけば良い P17

・天は自ら助くる者を助く P25

・我慢すべき時に暴発し、踏み込むべき時に萎縮して、
自滅してしまう P27

・将棋に正解はない。
最強の戦術などというものは存在しない P31

・実績は自信に変わる。
経験と立場は人を成長させる P36

・いつだって傍観者は身勝手だ P38

・子ども心に負った傷は、呪いのように消えない P71

・自分を信じるというは、誰かを信じることより、よほど難しい P95

・人間の脳は前頭葉を使って情報を処理しているため、
そこが衰えてしまうと、物忘れが激しくなり注意力が散漫になってしまう。所謂、認知症の状態が進んでしまう P115

・自分が信じる道を行け(略)
信じろ。努力は嘘をつかない P138

・夢を追うことは、お金を得ることより遥かに尊いのだ P147

・人は寂しい生き物だ P191

・人間が変えられるのは未来だけなんだから、
過去にしがみついていても仕方ない。
昨日を悔やまない。失敗を引きずらない P217

・惚れた側の人間は、いつまでも従順でいるしかない P229

・何かを諦める度に、人間としての資質も一つ、また一つと失っていくような気がしていました P261

・応援してくれなくても良かった。
ただ、夢を追うことを許して欲しかった P278

・夢への飢餓、渇望は、大きなモチベーションになる P281

・将棋は勉強すればするだけ強くなります。
ただ、成長の速度は、勉強の仕方によって大きく変わります。
大切なのは時間の長短ではなく、その使い方です P284

・可能性が残っている限り、諦める理由などありません P292

・人は言葉にすることで、
自らも気付いていなかった真実を悟ることがあります P293

・希望は心の活力です P293

・人間が一人で出来ることには限りがある P299

・許すことは、忘れることは、簡単ではありません P323

・迷いのない覚悟は伝わります P343

・選ぶということは、捨てるということなのでしょうか P356


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?