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言葉の宝箱0713【才能があるかないかは努力とは違う】


『愛していると言ってくれ』(角川文庫1997/8/25)


幼い頃に聴覚を失って以来、孤独に生きてきた青年画家の晃次。彼を直向きに愛する女優の卵の紘子は手話を必死に習って、彼が重く閉ざしていた心の扉を開けようとする。言葉をこえた、優しく切ないラブストーリー。ドラマノベライズ。

・彼をせめる以外に、気持ちにけりをつける方法がなかった P10

・才能があるかないかは努力とは違う P11

・人の悪意。人の敵意。
人の同情……という名の優越感 P43

・どうして、目を閉じることはできるのに、
耳を閉ざすことはできないんだろう P48

・たくさんの言葉を喋るけど、喋れば喋るほど、
本当のこととかけ離れていってるんじゃないか P60

・あんまりいっぺんに相手のことを分かろうとすると、パンクするぞ P121

・相手のこと好きだとさ、どんどん不安になるもんだと思う P165

・過去に何にもない方がおかしいんだし、
やっぱ、つきあうってことは、
そういうのもひっくるめてつきあうってこと P171

・男の人はさあ、
どうして好きでもない女の人にやさしくするんだろう(略)
それが諸悪の根源なのにさ P211

・思い出は、宝物だね。
心の中でずっと輝き続ける P226

・自分にとって、本当に必要な人って、
元気がない時に、一緒にいてくれる人だよね P306


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