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言葉の宝箱 0844【本当の幸せっていうのは、自分が誰かの役に立っていると感じること】


『ひかりの魔女 にゅうめんの巻』山本甲士(双葉文庫2019/5/19)

しがない喫茶店を営む引っ込み思案の独身女性、
社内クーデターによって会社を追われた元社長、
倒産寸前の町工場を営む中年夫婦、
ラーメン屋の経営に失敗して車上生活を送るバツイチ男。
閉塞感を抱えながら過ごす
彼らがひょんなことから出会った謎の老女真崎ひかり。
いつもニコニコ優しい言葉をかけてくれる
彼女の不思議な人脈と優しい嘘によって気づけば
人生が大きく変わってゆく姿を描いたシリーズ第2弾。

『春』『夏』『秋』『冬』4話連作短編集。

・心がこもっているかどうか、
丁寧にやるかどうかで味は違ってくるものなのよ P17

・安いものがあるからこそ、高価なものの値打ちが上がる。
安いものたちは縁の下の力持ち P26

・丁寧にやればおのずと結果は出る P39

・人間の本当の幸せっていうのは、
自分が誰かの役に立っていると感じることなんです P53

・誰かのお役に立てること以上に幸せを感じることなんてないもの P92

・直接会わないでいたから、
勝手に歪んだ勘違いをしてしまっていただけなんだ P242

・人を騙して困らせるウソじゃなくて、
人にやる気をさせるようなウソ P245

・いいじゃん、夫婦でしょ(略)
いいじゃん、別に。夫婦なんだから P263

・作業に慣れちまうといつの間にか、
こんなもんでいいだろうって油断ができる。それが一番よくねえんだ。
丁寧にやる、心を込めてやるってことだけは忘れちゃいけねえよ P307

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