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言葉の宝箱 0198【未来にとって必要なことは決断】

『ぼくとユーレイの占いな日々 (石狩くんと株式会社魔泉洞)』
柴田よしき(創元推理文庫2013/2/22)

徹夜のアルバイトを終えた石狩くんが出逢った
冗談みたいな厚化粧の女は彼の過去の行動を当てる
大人気占い師摩耶優麗(ユーレイ)。
石狩くんはある事件をきっかけに
優麗が率いる占いの館・魔泉洞に就職することに。
次々に持ち込まれる不思議な事件を鮮やかに解く
ユーレイの名推理と超個性的な面々に振りまわされる
石狩くんの受難の日々を描いたユーモアミステリ。

『時をかける熟女』『まぼろしのパンフレンド』『謎の転倒犬』
『狙われた学割』『七セットふたたび』5話連作短編集。
(単行本版『謎の転倒犬』を文庫化・改題)

・物欲に負けて、物欲を満たすのに手っ取り早く借金を選んだ、
ただのアホ P21

・人が占いに頼るのはね、自分の心を安心させたいからなの P82

・男でも女でも、恋愛において相手に拒絶されると、
自分を否定されたかのように感じて、
プライドを傷つけられたと思うタイプがいるのよ。
そういう人たちは、フラれるということが我慢できないの。
一途な恋のせい、というよりは、自我が肥大しているの P108

・暗号は恋愛に似ているわね(略)
暗号をやり取りする二人が、
その暗号に対して同じだけの理解を持っていなければ、役に立たない(略)でもそれだから恋愛は面白いのよ。
解くのに苦労しない暗号なんて、意味ないもの P110

・未来にとって必要なことは決断だ P118

・忙しさに負けた。
時間のなさに負けた。
プロとして、敗北したのよ、自分の仕事に。
負けは負け、潔く認めて一から出直すしかない P258

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