言葉の宝箱 0011【ずっと求めていたのは、話を聞いてくれる相手だ】
『殺しのパレード』ローレンス・ブロック(二見文庫2007/12/25)
原題:Hit Parade
『ケラーの指名打者』
ケラーが今回依頼されたターゲットはメジャーリーグの野球選手。
球場へ足を運んだケラーはその選手が通算四百本塁打、
三千本安打の大記録を目前にしていることを知る。
仕事を逡巡するケラーがとった行動とは?
ゴルフ場が隣接する高級住宅地に住む富豪、
ケラーと共通の趣味をもつ切手蒐集家、
集団訴訟に巻き込まれる金融会社役員など、仕事の手筈が狂いながらも、
それぞれの殺しに向かい合う
『鼻差のケラー』『ケラーの適応能力』『先を見越したケラー』
『ケラー・ザ・ドッグキラー』『ケラーのダブルドリブル』
『ケラーの平生の起き伏し』『ケラーの遺産』『ケラーとうさぎ』
9話連作短篇集、シリーズ第3弾
・人に喜びをもたらすのは達成しようとする努力にある。
喜びとは達成そのものではない P60
・いい気分が味わえなくなったら、
人はたいていやる気をなくすものよ P121
・ずっと求めていたのは、
話をしてくれる相手ではなくて、
話を聞いてくれる相手だ P126
・何もしないで何かが起きるのをただ待つなんて。
そんなことしたくない P459
・自分の運命と向き合えばいい P470
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