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言葉の宝箱0667【物事には必ず、プラスとマイナスがあるよね。でもマイナスにも向き合い、受け入れてこそ、ホントに好きだって胸を張れるような気がする】


『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ』
友井羊(宝島社文庫2016/2/18)


東京のある場所で早朝のわずかな時間にひっそりと営業しているスープ屋しずく。シェフの麻野が毎朝日替わりのスープを提供している。常連客である雑誌編集者の理恵は新婚の上司、克夫から妻の布美子の様子がおかしいと相談を受け、麻野に相談すると、鮮やかな推理を繰り広げる。理恵の初恋の人との再会や狩猟体験。スープが食べられなくなった引きこもりの少年など、『モーニングタイム』『シチューのひと』『山奥ガール』
『レンチェの秘密』4話連作短編集。
『思わずスープが食べたくなる』スープ・ミステリー第2弾。

・気分転換を済ませた後は、日常をがんばる P121

・面倒事を避けるためにあえて規則に従っている P125

・敬意を払えば、山は必要以上に恐れることはない P168

・物事には必ず、プラスとマイナスがあるよね。
でもマイナスにも向き合い、受け入れてこそ、
ホントに好きだって胸を張れるような気がする(略)
恋愛を思った。
相手の百パーセント全てを好きになれる人と出会うなんて奇跡だろう。
同じ時間を過ごせば、合わない部分や負の要素は必ず出てくる。
だけどそれから目を逸らさず、正面から取り組み、
話し合いで解決するなどしてこそ、
好きという気持ちを続けることができるのだろう P171

・山は鏡のような存在だ。
真摯に向き合わないとすぐに見抜かれて、手痛いしっぺ返しをくらう。
だからこそ魅力に溢れている P178

・大切なことだからこそ、行動を起こすのが怖いんだ P186


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