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言葉の宝箱0615【思っているだけでは、通じない。存在しない思いと同じことになる】
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あとがきに
“『星をつなぐ手』は、(略) 『桜風堂ものがたり』の続編となります。『桜風堂ものがたり』は勤めていた街中の書店を不幸な事件から離れざるを得なかった書店員の若者・月原一整が縁あって、古く小さな地方の後継者となることを決意するまでの物語(略)。今回の本は、その後の物語となります。そして、月原一整と桜風堂書店の物語としては、おそらくこの本が完結編となると思います。(略)月原一整の物語はまだ完結させるつまりは無かったのですが、最終章の辺りを完成させていたときに、「ああこれはもう、お話としてまとまってしまう」と気づいたのでした。たまにそういう物語があります。登場人物たちが自らの手で、綺麗に幕を引いてしまい、「そしてみんないつまでも幸せに暮らしました」というナレーションが耳に聞こえてくるような P292” とあります。
・おとなにもいろんなひとがいる。
みんなが善人というわけではないけれど P9
・ひとは、もっともっとと上を目指すのだ。
少なくともそうであるべく運命づけられた人間は。
泳ぎ続ける魚のように。飛び続ける鳥のように P13
・伝えることが大事なんだ P15
・この娘はいつも泣くのだと思った。
嬉しいときも、悲しいときも P68
・必死になって考え、可能な限り、トライアンドエラーを繰り返せば、
どこかに未来へ続く道があったんじゃないか P86
・幸運に恵まれるのも才能(略)
人たらしも才能のうちだ P93
・悲しい事件をあとから知ったとき、ひとは、自分の無力さに歯がみする。終わってしまった悲しい「物語」に自分が参加できなかったことを悲しむ。何で自分には何もできなかったんだろう、何とかしてあげたかったって。
でも、もし、その「物語」に続きがあり、
悲劇が何かしら救われたことを知ったら
嬉しいよね?救われるよね? P96
・心の内に切り傷と刺し傷をいくつも抱えているような
気分になっている日は、こういった眩しい善人が視覚に入ってくると、
それだけで苛ついた P157
・思っているだけでは、通じないのだ。
存在しない思いと同じことになる P200
・永遠に秘密なことのひとつやふたつ、
人生にあるのもいいんじゃない? P285
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