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言葉の宝箱 0152【巧く書こうとするから難しくなるのだ。面白い内容から先に書いていく、そうすれば文章が多少粗くても読み手は引き込まれる】

『時代』本城雅人(講談社2018/10/16)


スポーツ紙で働く記者・笠間に販売部への辞令が下った。
記者職への断ち切れない思いを抱えながらも、
それまでの人脈を活かし、販売部でも存在感を発揮し始める。
だが会社の根幹を揺るがす事件を解決した矢先、悲劇が彼を襲う。
一方、新聞社で忙しく働く父との関係に悩む長男の翔馬と次男の翼。
彼らの人生もまた、大きな岐路に立たされる。
父が残した最後の希望。その真意がわかる時、「平成」が終わる。

・どれだけ努力したところで、この世には絶対に敵わない相手がいる P114

・巧く書こうとするから難しくなるのだ。
面白い内容から先に書いていく、
そうすれば文章が多少粗くても読み手は引き込まれる P163

・女は好きになったら心ごと持ってかれるんだよ。
他のことは全部小さなことに思えてしまうの P266

・人を好きになってはいけないルールなんてないんだから P329

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