至高にして至福の「いまふく」さんでの蕎麦呑み
蕎麦呑みというタイトルなのに、サムネが酒肴盛り合わせです。蕎麦も美しいし酒肴も美しいし、どの写真をサムネにするか、本当に悩ましいのよね。
先の日曜日、久しぶりに「いまふく」さんに伺いました。京阪の深草(もしくは藤森)が最寄り駅なので、まずは三条駅に向かいます。
なんだか透明度が凄かったです。
深草駅からすたこら歩くこと7,8分。「いまふく」さんに到着。この日も予約しないでいらした方が何人か断られていらっしゃいました。予約必須です。
かつ銘柄も好みのものが多いので、お酒がすすんで仕方がありません。
大好きなお店に大好きな酒がある幸せ。
見ただけで呑めますし、お品書きの文字だけで呑めます。
のどぐろオイル焼き とまとソース
自家製唐墨
炊き合わせ(鯛の子、白子、車海老、筍、蕾菜、飯蛸)
本まぐろ・鯖のきずし(自家製醤油添え)
金目鯛西京焼き
かすみ鴨スモーク バルサミコ酢
ひぐまロース肉の赤ワイン煮込み
そば粉海老パン・いくら添え
鹿肉ロースト 醤油麹ソース
ぜひぜひ食べていただきたい逸品。ああ思い出しただけでよだれがでるし、呑みたくなります。透明感があり、一部の隙もなくびしっと引き締まった戦勝政宗と相性抜群。わがままボディのわたくしと対極にあるような酒です。
〆鯖ぱくり、きゅーっと。鯖の脂を溶かし、流してくれます。至福!
鯛の白子にこおどり、ああ!海老も好き!飯蛸大好き!
ほどよい旨味、味わいが出汁とがぷりよつ。
ジビエとの相性も抜群。鴨、ひぐま、鹿肉とあわせてぐいぐい。いまふくさんの鹿肉ローストもぜひ食べてみていただきたい品。鹿肉の概念変わりますよ。
「いまふく」さんは元お寿司屋さんですので、シャリもネタも美味しいのです。
そんないまふくさん、ただいま長野ウィークでして、
品種、SY(soba year)、挽き方などすべて異なります。
いずれも十割蕎麦となります。十割蕎麦にありがちなぼそぼそ感は皆無。
しめられすぎておらず、ほどよく艶やかさを纏ったお姿。鼻を近づけると香りが広がり、噛むほどに香りと甘みが口の中に広がります。
注 すべて1合でいただいております。
注 真昼間です。
先のお蕎麦より少し黒目です。香りもほんのりアーモンドやクルミの皮の感じがあります。
それでいて香りは力強く、生命力を感じます。
同じ長野の蕎麦でも、挽き方や栽培法、土地によってこうも色も香りも味わいも異なるのね、とわくわくさせられます。
香りだけで呑めちゃいそう。
青森の豊盃も好きな銘柄であります。ちょっと甘いのですが、それが蕎麦の甘みをひきたててくれます。
カシューナッツのような香り、うぐいす粉の甘み。歯ごたえもよく、噛めば噛むほど香りと甘みが強くなり、お酒も止まりません。
蕎麦はジビエだ!
赤ワイン好きにも響く立体的、多面的なお蕎麦です。あ~美味しい!
生姜、塩でいただきます。
いや~。やはり「いまふく」さんのお蕎麦と酒肴は唯一無二の味わいでした。京都にいらしたら、ぜひぜひ訪れていただきたい素敵なお店です。
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