「いまふく」さんで遅まきながらの熟女新年会
日曜日、高倉屋さんで軽く(当社比)朝呑みした後、お京阪に乗ってすたこら「いまふく」さんへうかがいました。滋賀の酒友さん×2と熟女新春会。
「わ~」熟女の黄色い歓声。
紙のお品書きを読んだだけで呑めるし、盛り合わせの画だけで呑めるし、「大変だわ、これは大変だわ」と盛り上がる熟女達。きゃっきゃきゃっきゃ、箸が転がっても笑えるお年頃。
笛鯛西京焼き
ぐじの鱗焼き あんぽ柿ソース
自家製唐墨
蕎麦の実入り ポテサラ
蕎麦ぁーがー 天然真河豚フライ
かすみ鴨スモーク
猪ロースの赤ワイン煮込み
ナガス鯨 尾の身
蕎麦鮨 あなご小巻
炊き合わせ 鰊 助子 蕗 菜の花
鮑のチリソース煮
炊き合わせと合わせて、きゅーっ。蕗、菜の花の香りやほろ苦さを紀土の甘味と香りが包み込みます。この世の春ですな。
いまふくさん以外での鯨って苦手であります。筋っぽかったり、血っぽかったりなのですが、いまふくさんでいただく鯨はすっととろける舌触りと味わい。程よい酸味がこれまた紀土にあいます。
そばーがーも品あるフィレオフィッシュで、きゅーっ!いまふくさんは蕎麦が圧倒的に美味しいだけで凄いのに、カレーやこういった創作料理も美味しいので反則だと思います。呑ませ過ぎの反則業ですよ。
こちらにはたまらず、
くーっ。笛鯛の西京焼きも口内調理でgo to heaven。燗冷ましにしての鮑のチリソース煮もとんでもない。
これで唐墨なんかいった日には。。。
注 真昼間です。
どこまで呑ませるのという怒涛の肴ですが、恐ろしいのはここから先で。いまふくさんは蕎麦も呑ませる蕎麦なので、盃を持つ手が止まらないのです。
鮮烈なる香り。
どこの何、だけではなく、何時、そしてどのように、さらに、誰。WだけではなくHも詰まったお蕎麦です。
噛みしめてさらにきゅーっ。
透明感溢れつつ、万華鏡のような色鮮やかさに、どうやって蕎麦だけでこうなるのか。
ずっと香りを嗅いでいたいくらいで、ふんがーっと吸って、「(この人鼻の穴から食べる気?)」と思われそうな人がいたとかいないとか。
そこはそれ。
女将さん特製のデザートで〆。
いや~、本当に美味しく楽しい、口福至福のひと時で、毎度のことですがへべれけになりました。大将、女将さん、そして酒友さん、素敵な時間をありがとうございました。
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